やっぱり明智くんが好き(P5Rの感想)

更新するの久しぶりすぎて謎の緊張感がありますが、このブログも(以前のブログの記事も一部インポートしてありますが、はてなに移ってから)4年くらいやってるんですよね。ということでペルソナ5無印の感想というか明智への思いをぶちまけた怪文書を置いていまして、これが未だにアクセスけっこうあるみたいです。ありがとうございます。というかいつの間にやらランキングが古い記事に独占されててなんだか恥ずかしい…。クリア直後の勢いで書いた文なので感情がほとばしりすぎていてほんとにお恥ずかしくはあるのですが、言いたいことはずっと変わらなかったな、と自分で読み返して思います。そして今回もお気持ちポエムです。笑ってやってください。

べつに熱心にペルソナファンをやっていたわけではなくて、派生なども追い切れていないのですが(Q2途中で積んでるし)、明智の存在は私にとって抜けないトゲのようなものでもありました。何かとあるたびに記事に書いたようなことを思ってキレていました。というか熱心になりきれなかったのも怒っていたせいみたいなとこもある。言い訳ですが。ので、Rにもあまりモチベがなかったんですよね。今更なに出されてもな、という気持ちもあったので。望む最高のものが来てもそう思ってしまうだろうと。ちょっと高いしそもそも完全版商法とか…(貧乏性)。金なら払うと言いましたが払ったのでこれくらい言うのは許してほしい弱いオタク。

けどまあ買ってやったら最高に面白いんですよねこれが。遊びやすくなって追加要素も盛ってて楽しい。すごく楽しかったです。強いて言えば三学期の尺がもっとあればなという感じではありますが、ゲームとしては粗もほぼほぼ潰されてブラッシュアップされてて言うことないです。メメントスやパレスは短縮されているので、三学期までやっても120時間には収まる感じでした。攻略上大きいのが悪名高き「もう寝ようぜ」がほぼ発動しなくなっていることで、占いフル活用しておけばシドウパレス前に全コープMAXも少し余裕が出るくらいでした。早くクリアしたい気持ちもあって余暇はトレーニングなどパラ上げ系に振っていたのですが、釣りなどもキッチリできると思います。遊びの誘いはほぼ全てお断りする必要がありますが…。2周目でデート三昧の予定。瞬殺も改善されていますし、メメントスでスタンプ集めでもしていればお金はダダ余りです。金策頑張ってなくても最後の方カンストしてたくらい。

以下明智の話。ほぼ三学期の内容なので自己責任で。

 

 

 

先にアニメの話をするんですが、アニメも明智推しとしては間違いなく良いものだったんですよね。じっくり丁寧に明智と蓮の関係を描いてくれたことには明智推しとしては感謝の念です。ちゃんと探偵やってもいるのが好き。というか明智推しすぎて叩かれてないかなってヒヤヒヤしたレベルでしたけど(どこから目線)…。「明智は仲間じゃない」の削除とか明智の扱いへのポリシーが見えて好きでした。

明智の立ち位置をうまく表現した前期OPは本当に好きだし(二人がすれ違うシーンで明智は闇から出ることができないのが最高すぎた、そもそも石浜さんが大好き)、OVAがマ〜ジでありがたくて経典なんですよね。件の記事にも書いたように明智のあれだけの思いがどうも一方通行なことや立ち位置のわりにあの扱いなのが気に入らなかったので、レンレンが明智にめちゃくちゃ感情あるのが望んだものすぎて。いなくなった者の足跡を追うという筋立ても好きです。アニメ、ほんとマジありがてえな。

ので、OVAまで見てけっこう気持ちに整理がついたところはあったんですが、やっぱり勝手に死んでんじゃねえぞとはまだ思っていて。ああして死んだからこその良いシナリオが出ただけに強まったところもありましたし。明智をわりとこじらせてるので…(?)

Rではチェスなどアニメからの逆輸入っぽいところもちらほらありましたが、手袋投げつけられる→決着ついてないだろ、の流れはまさにアニメの二人へのアンサーという感じでアツかったですね。アニメ、チェス駒投げ返されて死なれたからな…。手袋を返さない限りは二人の決着はまだつかないし関係も終われない。

あと先に三学期明智めちゃくちゃかわいいなって言っておきたい。冬服おしゃれだね。顔グラの表情が硬めになっていますが、そういう顔を平気でできるようになったことがなんだかよかったねと思えるしそもそも顔がいいし顔が好きなので最高。かわいいね好きだよ〜! よくよく比べてみると眉の位置を下げて(角度は同じ)少し目つきをきつくしたくらいで、それだけであんなにニュアンス変わってるのってすごいですよね。戦闘になるとテンションぶっ壊れるのも愛おしい。全部好きなので全部好きです! 後で書いてるけどRやって明智へのわだかまりとかなくなったのでわりと素直に全部好き。嘘、ロキ衣装はだせーと思ってる。ごめん。

Rは明智コープ完全新規などなどということで、それは普通にとても嬉しかったんですけど、同時にこれに裏切られた(気持ちになった)ら、という思いもあってモチベなかったですね。買ったけども。見届けないことの方がより恐ろしかったということですたぶん。期待も期待でしてましたし。そりゃほんと嬉しくないわけないんだけど嬉しすぎて考えちゃってモチベ下がったパターンですよ。

 

先に明らかにしておいた方がよいかと思うので書きますが、私は三学期の明智は言葉通り本人である、そうあってほしいという考えです。生きているにしろ死んでいるにしろ。そうでないとあの選択には何の意味もないと思います。ひとりのキャラクターを扱うにしても。あのとき明智とジョーカーがそれぞれ「自分の意思で選んだ」ことに三学期のテーマはあるはずです。

あと、三学期明智は猫被り状態とも戦ったときとも態度が違うので(もっと戦ったとき寄りのチンピラになってるかと思ってた)、想像の産物とはちょっと考えにくい気がしますし。というかジョーカーだか丸喜の想像であんな躁鬱キャラになってたんなら余計笑うわ。総攻撃でテンション上がりすぎて奇声上げてるやつとか好きですね。潜入してたときはよく抑えてたなこいつ。

一部ボイスはロビンフッドモードの使い回しなのが浮いててさらに笑いを誘います。演じ分けしっかりされてますからね…。なんであれだけの量録り直してそこは使い回しなん。言葉選びそのものは直裁だったり皮肉っぽくはあっても猫被ってたときとそこまで変わらないのに全然違うんですよね。保志さんすごいな。一言ボイスでも「ごめんね」のニュアンスが変わりすぎててお気に入りです。全然申し訳なくなさそう。あと鼻で笑いすぎ。明智ナビもうるさすぎてすげー面白かったのでDLCとかでナビ変えられるようになりませんかね。ほめるときはちゃんとほめてくれるのがツボ。ボイス最低限しか録ってなさそうだけど。

閑話休題。本当は死んでいたなら最後のシーンは幻であり、仮面を外したのは明智を含めて異世界への決別とかそんなところですかね。生きていたなら、あのとき反応が消えたのはパレスから脱出していたということで、記憶がなかったのは「死んで丸喜の力で蘇った」設定だからそう改竄されているとかそんな感じでしょうか。丸喜はあくまで認知を操作して明智を復活させている形なので、本当にどっこい生きてた可能性自体はあるんですよね。

どちらにせよ、三学期の明智は丸喜の力で「蘇った」のは確かです。そして彼はそれに自分で気付いた。ショックだったろうとは思いますが、その意味、ジョーカーが何もかも知った上でそれでも自分の存在を望んだのだと疑いようのない形で知ったのは、彼にとって非常に大きなことだったのではないでしょうか。本人何も言っていないので想像でしかありませんが。いやほんとそういうウェットなことなんも言ってくれねえな明智。お涙頂戴で媚びさせなかったことはユーザー感情考えても良い選択だと思うんですけどオタクもっと本音聞きたいな〜…。

誰にも望まれず、望まれるために優等生やカリスマ探偵の仮面をかぶって生きてきた明智が、裏切り、事実も腹の中も全部ぶちまけた後でもここにいてほしいと望まれたこと。本当に、それがどんなに大きなことか。というか明智自身が気にしてなくても尊すぎるわそんなん、と思って泣いた。そのあたりのプレイ中は早くクリアしたくて徹夜してたので変なテンションでしたし、後からめちゃくちゃキたんですよね。どうでもいい話。

明智が許されざる犯罪者であることは変わりませんし、罪を償ってほしい、真っ当に生きてほしいと思っていたので、ジョーカーのかわりに出頭したこと、三学期はゴチャゴチャ言っていられない状況に設定されたことはよかったな、うまいなと思います。正直なんとなく許されちゃうのかなコイツと思ってかなりナーバスになっていたので…。最後は生きてるならその辺普通に歩いてるのは気に入りませんがまあそれこそ出頭なうかもしれないし(震え)。スーツの大人?と一緒だった風なのは何かしら意味があるかもしれませんね。

 

明智くん結局は自分の想いなんてほとんど言葉にはしなかったんですけど、あの選択のくだり、そこから読み取れることが全てなんだと思います。それに今更気持ちなんて多くは語りたくないとか、それでも何かしら漏れてしまうのが彼らしさなんだろうと。直前の三択の上二つへの答えは必聴ですね。いやまあ三学期の明智くんえらかったけど、自分の命をこの程度とか簡単なこととか言っちゃダメだよ!

明智を生かす選択と殺す選択。しかし本質的には、生かす選択こそ彼を裏切り殺してしまうこと・何もかも諦めることであり、殺す選択こそ彼を、魂を本当の意味で生かしてやること・生き抜かせてやることなんですね。明智を大切に思い尊重するなら、また彼に応えたいとか自分を貫きたいと願うなら、何よりも人間として生きたいなら、どんなにつらくとも選ぶべき道はひとつだけしかありえない。

丸喜に従うことを選ぶエンディングが幸せそのものなのがまたひどい追い討ちですよね。何もかも幸せ。特に明智が罪のない本物のカリスマ名探偵であること、態度も素を出さず演じていたときのようであることが非常に重たいなと思います。きっとそうだったらよかったのだろうし、明智自身そう思っていたからああいう風に演じていたのでしょうが、あまりにもひどい。こんなのは殺人です。魂のない人形と言ってもいい。実際お人形遊びですよね。明智に限らずどんなやつでも現実としてああいう人間として生きていたのに、それを完全否定して塗り替えてしまうことはとてもじゃないが許せません。だからつらくとも現実で生きていかなくてはいけないというか、そう望むんですよね。痛みも苦しみもひっくるめてその人だから。

しかしそういう人を変えてしまうことを怪盗団自身やってきたわけで。勧善懲悪、世のため人のためではありましたし、実際正しいことをしたとも思えますが、卑怯でひどいことである一面もあります。それに触れ揺さぶる、割り切れない二律背反を扱った三学期は素晴らしかったと思います。最後が理論や思想ではなく感情のぶつかり合いだったことも含め。結局は自分がどうしたいか、それが生きるということなんでしょうね。ベルセリアを思い出します。のに、みんなあんなに幸せそうだから余計泣けるんですよね。チェスしてる二人が本当に幸せそうないい笑顔なのが切ない。あのEDのイラスト群はマイパレスのギャラリーで買えますが、説明文がどれも殺意高くてもうズタボロですよ…。

OPの明智と寝っ転がってるシーンもジョーカーほんと幸せそうなんですよね。一見楽しそうないい絵なんですけど、クリアしてみればグロテスクもいいところですよ。明智が片方手袋ないのも、表情がなく目を閉じて動かないのもそういうことかよっていう。それなのにジョーカーは明智の横で幸せそうに笑ってるんですよ。まんま三学期なんですよね。無理だよこんなん。

そして「お前が迷うことは僕への裏切りだ」という言葉、それでいて最後はジョーカーに委ねたことがどんなに重いか。迷うことすら許せないって結構すごいことだと思うんですよ。迷わないはずだと強く信じている、期待しているということですから。ジョーカーなら迷わず丸喜と戦う選択をするだろうと。そうであってほしい、そうでなければいけない、そうでなければ困ると。というか直前に丸喜先生が時間くれてるのにこいつ今答えろって迫ってくるんですよね。どんなだよ。

ジョーカーは明智のすべてを知る唯一の人なんですよね。パレスでぶちまけたことだけでなく、好きなことや母親とのこと、いろいろな考え。明智吾郎という人間のすべて。やや話が逸れますが、明智って意外なほど嘘はついてないんですよね。重大なこと、ペルソナや獅童については嘘ですが、クソな大人への怒りがあると話したことやコープでの細かなやりとりはおおむね本当のことでしょう。三学期ジャズクラブに誘ったときの態度なんかを見ても(かわいい)。だから今、何を望んでいるのかも理解できるはずだと彼は期待したのだと思う。本当に重たい期待です。

それに一連の流れを経た明智にとって、彼自身話したように誰かに踊らされるのはもうたくさんだという思いは何よりも強いはずです。今度こそ自分の意思で、人形ではなく人間として、誰の言うなりにもならず生きたいと。それなのに、最後の最後はジョーカーに委ねる。それほどまでの彼への想いが明智にはあるということです。「帰ろう、僕らの現実へ」という言葉にはやはり一番まっすぐな気持ちを感じますね。二番は「正直言って僕は君が嫌いだ」です(ランキング制)

また、ジョーカー自身が明智のために大きく迷ったことが私にはとても嬉しかったです。両思い(語弊)万歳。コープもちゃんとあるしRのあけちくん全然一方通行じゃないね…。ほんと感慨深いです。ありがたい。他のメンバーへの「曲解」については迷わず否定することができたのに、自分のこと、今目の前にいる明智のこととなると迷ってしまうのは生々しいですね。ジョーカーにめちゃくちゃに人間を感じたので、そういう意味でも好きなシーンです。

特に双葉や春や真は全く同じ思いをして、みんなそれでも現実を生きることを選んだ、ジョーカーはそれを選ばせたわけで、ここにきて迷うことは、それ自体がみんなへの裏切りでもあります。明智とジョーカーの間だけの問題ではない。それでも迷ってしまう。そんなもんですよね。人間なんて。しかし、だからこそ改めて決断することが尊く、バッドエンドは否定されなければならないわけです。

 

勝手に死ぬな真っ当に生きろとずっと怒ってきたんですけど、本質的に明智に望んだことは強く生きてくれること、強く生きようとしてくれることだったんだなと思いました。諦めたり負けたりしないで立ち向かうこと。ジョーカーたちの生き方ですね。困難なことではあるけれど、彼が差し伸べられた手さえ振りほどき、やり直す機会を投げ捨ててしまったことがつらかったのだなと。それがわかって胸につかえていたのがスッキリしましたし、明智が生き抜いたことが本当に嬉しかった。

短い間ではありますが、強く、生きたいように生き抜いた結果として死があるのなら何も言いません。いや大好きだから惜しくはあるけどそれとこれとは別で、ので生きていてくれるならそれはそれでめちゃくちゃ嬉しいんだよな。流れとしては正直死んでた方が綺麗なんですけどそれもそれはそれだし…。それらしい最後の言葉も何もなく、いつの間にか消えてしまっていたことは彼らしいかな。いまさらそんな柄でも関係でもないですしね。ジョーカーとは話終わってるし。あと綺麗にお別れしてしまうと許された感出すぎるからかな。あくまでいきさつ上仕方なく共闘して、消えたらちょっと惜しまれたくらいでいいんだと思います。

そういうわけで、明智明智の扱いに思うところというのは見事に解消しました! ハッピー! まあ結局最初からこれ出してくれよアトラスさんよ〜の気持ちはあるんですけど、それも許したくなっちゃうくらいです。ゲームとしても面白さ増し増しでしたしすみれちゃんかわいいし、心底やってよかったです。サンキューアトラス。Sも楽しみです。ジョゼ山かわいいな。