ひっつきむし(独断と偏見による)

だいたいゲームの感想です

「NieR:Automata Ver1.1a」第1話の感想

始まりましたね、オートマタのアニメが……。うれしいですね。アニメ化発表のときはあれアニメ化できるものなの? 大丈夫なの? と思っていましたが、いろいろティザーが出たり製作陣の話を聞いたりしているうちにどんどん楽しみになってきて、放送初日(2Bちゃんロールアウト日おめでとう)を迎えられたのがとても嬉しく、Twitterではものすごくはしゃぎ倒してしまいました。

せっかくこんなに大好きなコンテンツがアニメ化する、しかも内容は原作から変更があるということで、感想を記録しておこうかなということで今回は記事を書いております。真面目にやると継続不可能なのが目に見えているので箇条書きで適当に。

一応あまりネタバレをしないようにしつつにしようかなとは思いますが、原作及び外部コンテンツの話は普通にしています。では追記から。

 

アバン

・最新のPVにあったシーン。モノローグは白の契約のウェポンストーリーから。原作のウェポンストーリーを声優陣に朗読してもらえる機会ってそういえば特になかったので新鮮ですね。うれしい。しかし単語の言い回しが微妙に原作と違っているんですよね。文章の大意が変わるものではありませんが、やっぱり微妙に違う世界線……ってコト!?

・映像は原作にないシーン。冒頭から原作にない。というかパッケージイラストのシチュエーション(A2抜き)なのですが、パケ絵が本編にないイメージシチュエーションなんですよね。ニーアオートマタに足りないものってパケ絵のシチュじゃないですか!? という意見の持ち主が製作陣にいるに違いない。ありがとうございます。外伝コンテンツのどれかと結びつけることもできたと思うけれど、完全に知らない場面ですね。

・2Bの装備が百獣の剣王なのが細かい。白の契約・約定以外の武器も出したいという気持ちを感じる。槍とか格闘とかも出てくることがあるのかな。

・死亡シーンには事欠かない9Sですが、冒頭から死んでいてウケる(推しの死を笑うな)。力なく垂れ下がる腕がベネ。思えば特に考えたことがなかったのですが、パッケージの9Sくんって死んでたんですね。知らなかった。かわいいですね。

 

・シューティングパート大幅短縮。ここはというか、ニーアオートマタ原作は、ゲームプレイとしては淡々と遊ばせつつ、主眼としては会話を聞かせるという演出の部分が多々ある(そこが好きなのですが)ので、それをそのまま垂れ流していてもアニメの映像としては面白くないだろうな〜と思います。なので尺は短く映像は動きを持たせてかっこよく、という方針はとてもわかる。

・メカかっこいいですねえ。原作でも変形などかっこいいですが、シューティングパートの設計上、縦横無尽でド派手な戦闘というのは基本見られないので助かります。

・という感じで原作から変更する部分もありつつ、原作でしっかりかっこいい映像はそのまま再現しているのがダブルでグッときます。最高〜。工場に突入するくだりの映像ってかっこいいですもんね。

 

 

OP

・オープニング映像よ! 原作にはそういうものはないのでアニメの醍醐味という感じでいいですね。主題歌Aimerとamazarashiってもしかして覇権アニメ?

・突然の東京。都庁はわかりやすい東京のシンボルってくらいでしょうか? 東京タワーだとコンテンツ的に意味がありすぎてノイズな気はする。それでいてオートマタには直接関係ないし。

レジスタンス、人類軍、ヨルハ部隊のエンブレム。2Bと9Sが違う方向に走り出すのドキドキしちゃうな。ピングドラム

・一度目の踊り場で映っているのはさすがにジャッカスかな。特に告知がなかったので嬉しいですね。

・東京→廃墟都市へ移るシーンにリリィが置かれているのがグッときます。舞台版に由来するキャラクターなので、現実と作中世界の間にいるのが似合いますね。

・月の涙の花畑のシーン、どうもカイネの家ではなさそうな人工的な空間ですが(エミールが出ないってこともない気がするけど、レプリカント要素擦ってる余裕はないだろうし、でも月の涙は出したいという感じなのだろうか)、ばっちりタイトル画面のアレとあいつらが映っていてギャッとなります。

・死にかけた9Sを2Bちゃんが泣きながらギュッとしてくれる感じのシーンだ。よかったですね(9S宛ての感想)。2Bと9Sのそういうシーンあるあるなんだけど、儚くもロマンスっぽい雰囲気で良いですね。9S、儚げ美少年すぎ。

 

 

Aパート

・「いくら油を差しても機械に家族なんかできませんよ〜」もとい「いくら油を差しても生き返りませんよ〜」。原作の大好きなシーンなのですが、全部入れるのは尺的にありえないだろうな……と思っていたので短縮版でも入っていてとても嬉しかった。

 あと原作ではAルートをいい話だな〜とクリアしたあとに性格最悪悪意マシマシの9Sをいきなりぶっかけられるのが楽しい場面であって、アニメの1話に入っていても単なる性格最悪のクソガキに見えてしまうだろうなとも思っていたので、第1話に入ってくるものとしては原作よりマイルドになっていてよかったかも。9S、性格の悪いクソガキには違いないしそこがかわいいんですが、絶対にそれだけではないので……。

 

・原作まんまのアングルの「そろそろ始まりますね」、膝裏が眩しいね。アニメの9S本当にかわいいな。下唇に色をつけてくれているのが本当に本当に本当にありがたくて嬉しくて好き。やっぱり原作9Sくんの初登場って唇プルップルだなってみんな思うじゃないですか。かわいいですね。

・原作ではオペレーター陣の顔が大きく映ることはほぼないので、ちゃんと映るのがアニメ化嬉しいポイントですね。21Oお姉ちゃんかわいい。

・原作では飛び降りられない箇所をショートカットしていて笑った。無造作に飛び降りるというか落ちるのすごく好き。

 

・アクションとてもかっこいいですね。斬るだけじゃなくてとにかく蹴らせるのが愛を感じます。コマ送りでレオタード見えるのも……。

・話しながらポッドを投げ上げる→ジャンプ→ポッドに掴まる、の動き、良い。アニメになってよかったな。

・「ちゃんと死んだのを確認しないと危ないですよ」の高飛車クソガキ感、アニメになってもかわいいですね。歩み寄る前に原作にはない握りしめる手元のカットが入るのが好きです。1話ラストと呼応する演出。ここでも2Bは9Sに対して……というのは考えるまでもないことなのですが、実際原作にはここでこういう演出というのはないので入れてもらえてとても嬉しい。

 

・コアユニット云々は、アニメで実現可能な戦闘を演出するための改変かな。原作のエンゲルス戦の地上パートってぶっちゃけ一番面白くないんだよなとしみじみしてしまった(しかも何回もやらされる)。ゲームだとデカい敵に斬りつけてちょっとずつHPを削って倒すってそんなに変ではないんですが、ゲーム以外だとそうもいきませんよね。

 

・原作だと2B側の探索の進行に応じて逐次9Sが話しかけてくる演出になっていますが、アニメだとそのへんダイジェストかつ9Sの台詞はそのままになっているので、9Sがとにかく喋り続けるやつになっていてかわいいです。言ってることは変わってないのにはしゃいでる感が増し増しになっている。

・「わかりました、2B」の演出が良すぎて唸ってしまった。会話の内容も飛び立つ鳥の演出も原作にあるものなのだけど、これらは本来別々のものなんですよね。そこを組み合わせて2Bの心情を表現するの、天才発明家の方? 鳥が飛び立つだけではなく闇から光へ移るのもたまりません。

 原作ではそのあたりに関する2Bの心情は意図的に伏せられていて、初見でわかるような匂わせもほぼないので(周回することによって細かな部分の意味がわかる構成)、周回のないアニメではそのへんバンバンやっていくぞという方針の違いを感じますね。

 

 

Bパート

・アニメの9Sが原作に比べて大人っぽい印象のデザインになっている、体つきもしっかりめなのはわかっているんですが、CMで原作9Sの3Dモデルを見るとあまりにこどもでビビる。原作9S、ちいさい……。

 

・原作ではかなり淡々とした画面だったエンゲルス戦がめちゃくちゃリッチだ。腕を駆け上がるシーン、好きすぎる〜。

・「ブースト!」のくだり、原作と違うことはしたいけど「ブースト!」は入れたかったんだろうなと笑顔になってしまった。原作のミサイルを撃ち返すシーンも好きなんですが、いずれにせよピンチの2Bちゃんを間一髪救い出す9Sくんはかっこいいですね。というか原作と比較しようと思ってムービー見たらエンゲルスお手玉される9Sで笑ってしまった。

 

・知らないハッキング空間だ……。あれこそアニメでやっても仕方ないものの極致ではありますが。9Sを下から映してくれるの嬉しくて化け物の笑顔になってしまった。9Sくんはかわいいですね。防壁を破壊するシーンの顔アップ、めちゃくちゃかわいい。

・防壁もこの程度か(笑)とかイキってたら死ぬ9Sくんかわいすぎて泣いちゃった。そういうやつなんですわ。かわいいね。

 

・ハシゴを昇りきる動きが原作のモーション再現で良いですね。あの動きって私も好き。

・原作にない鉄パイプ貫通で手を叩いて喜んでしまった。このことは一生語り継いでいきたい。私の推しくん、ただでさえ手足もげてるのにアニメ化したら流血と火花の描写が追加されたばかりか腹に鉄パイプ刺さってたんですよって。今思いついたんですけどこれってDエンドの代わりの詫び貫通だったらどうしよう。

・ここの9Sのメカバレ、腕や脚があまりにも人間ではなくて本当に好きなんですよね。しみじみ。人工筋肉的な何かやチューブや骨組みで、できているね……。

・「僕たちは兵士です。その戦いに誇りを」、原作を遊ぶたびに思うんですが、9Sが言わなそうなことに感じてウケるな。オタクは後半の印象に支配されているから。

 

・153も腕がなくなっているのが細かい。一緒に戦ってるんだもんね……。

・「2Bの記憶データパッケージを……」のカット、イキって死にかけてるとは思えないほど麗しいですね。原作だとイキって死にかけたというわけではない(ここでは)ので笑ってしまう。イキってたら死んだ9Sは短編小説と朗読劇で複数見られるのでオススメです。

 

エンゲルスの声がヨコオさんと齋藤さんで笑う。アニメ化あるあるだ。

 

・原作にない鉄パイプ貫通からの原作にない貫通した鉄パイプを引き抜く9S、これまた嬉しすぎてゲラゲラ笑ってしまいました。ごめん、嬉しがってしまって……。でも腹に刺さった鉄パイプを引き抜く声ってあったほうが嬉しいですよね?

ブラックボックスを促された2Bの一瞬の間とか、申請を承認する21Oの声に感じる気がする感情とか、9Sお前ってやつは……になってしまう。おねたちはこんなに9Sのことを想っているのに〜!! 気持ち考えろ! 謝れ!(?)

・自分を犠牲にして2Bのデータだけでも守ったことをおくびにも出さない9Sと、「私もだ」で微笑みながら自爆する2B、2人の気持ちを考えると情緒が乱れますよ。短い時間の中でそこまですることを選んだ9Sも、きっと本心から笑っていた2Bちゃんのことも。

 

・放送前から「全ての存在は〜」のモノローグが「私たちは」ではなく「我々は」になっているのがものすごく気になっていたんですが続きが全然違う! 世界線の違いを表現しているのかな〜くらいに思っていたのに……。2Bちゃんの愛が……。

 「これが私の……」、私の唯一の願いとかそんな感じなのだろうけど、もしかしてもっと続きがあったりするのかもしれないですね。終盤のいい場面で流れたりとかしたら泣いちゃうな。

 

・バンカー廊下で話すシーン、継ぎ目で2人が分断されているのが印象的な演出。原作ではどうだったかな〜と思って見てみると、テキストボックスが出ている部分ではそうなっている(「人類に栄光あれ」のムービーではなってない)っぽかった。

・死んだ9Sに拳を握りしめる2B、やっぱり何回見ても泣ける……んですが、それはそうと太腿の描き込みがムチムチ。

 

・サブタイトルがいきなりBエンドの引用なの、やっぱりすごく気になるんですが、今回だけではなんとも言えないな。

 

 

Cパート

・謎人形劇何!? ものすごくかわいい〜〜!! ありがとうございます!! 人形はmogeさんという方が作ってくれたみたい。存じ上げなかったのですが、すごくかわいいイラストを描かれる方なんですね。

・明るく楽しいノリなのに9Sがしれっと「2Bさん」呼びなの、こだわりを感じますね。一緒に工場で戦った9Sではない、ラストシーンの9S。次回以降も本編(ラストシーン)の時系列に合わせていくのだとしたら後半見ものすぎるな……。個人的にラーメン屋さんで発狂する9Sとかお客さまに舌打ちする9Sとかが大好きなのでめちゃくちゃ楽しみです。

・隠されたタイプについてきっちり示唆しておくのが丁寧ですね。原作ではしっかりサブクエストしたり細かい読み物を読んだりしないとわかりにくい部分なので、そのあたりフォローしてくれるのは気が利いているな〜。「記憶喪失」組み込んだりしてくれるんでしょうか?

・無言で乾杯してくる2Bちゃん笑う。Uエンドの文章そのままってことは……もしかしてこのアニメ、2クールありますか!?(話数、調べてもわからん)

 

 

簡単に感想を書くつもりだったのに2時間くらいかけてしまいました。次回以降も楽しみ〜!!