「ファイアーエムブレム風花雪月」プレイ日記⑥(青獅子⑥)

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今回は孤月の節~竪琴の節です。こんな感じのディミトリももう見納めだと思うとちょっと名残惜しいかもしれない勝手なオタク心です。好きなタイミングでボイスとか聞けたらいいのにな(「従おう(ドス声)」が好き)。

孤月の節

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ロドリグさんいい人すぎる。これで死ななかったらびっくりしますよ。どれほど嘆いても死者は戻ってこないし、その言葉を聞くこともできない。死者を大切に思えば思うほど苦しむことになる。死んだ人間のことなんて忘れろとまで言ってしまうと乱暴すぎるのですが、生きている人間が見つめ、優先するべきなのは同じ生きている人間なのでしょうね。

メインでこういう話をやっているので、やっぱり同じテーマのアッシュ/ギルベルトBがめちゃめちゃよかったですよね。あれも何かすごく変わったことを言っているわけではないんですけど、それだけに普遍的で良い結論だと思いますし、ディミトリにもああいうところにたどり着いてほしいです。

 

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支援はフェリクス/セテスBとかよかったですね。かなりフェリクスの核心に迫る内容で、彼がなぜ騎士道や他の生徒たちとの交流を嫌がるのかがはっきり語られました。「個々人が嫌いなわけではない」って看破されてるのがカワイイところですよね。この人は基本合う合わないであって、好き嫌いではないんだと私も思います。どっちかと言うとみんなのこと全然好きですよね。でも受け入れがたい部分があったりするからこうなっているわけで。もどかしい人だな。

そういう騎士道に忌避感を持つフェリクスの内心に触れることができるのが、騎士ではなく上の立場から人びとを俯瞰するセテスなのは納得感のある配置でした。イングリットとの支援などで語るようにフェリクスは基本「自分の信念のため」の人なのですが、であれば他者の信念をも受け容れるべきだ、というのは本当にそうで。多様性とはそういうことですよね。

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セテス関係の支援を一部で全然見ていなかったのでここに来てガッと解放しているのですが、セテス/ツィリルBもよかったですね。いいこと言ってた。フェリクスやイングリットとの支援でも言えることなのですが、セテスは今作で多数を占める貴族や騎士のキャラクターとは違う立場にあるからこその言葉をかけてあげられる人で良いポジションだなと思います。本人の人柄も大人かつ誠実で好きです。

 

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さて月末です。お前はまたそういうことを。本当に不器用ですねこの子。言ってることは普通に的を射てるんだから一言多いのをなんとかしろというか、もはやこういう話しかけ方しかできないんでしょうね。めんどくさ。王国軍もみんながみんなディミトリに同調しているわけでもなく、ひとつ間違えばバラバラになってしまうかもしれない。そこをまとめるのが本来リーダーの役割なのでしょうが…。

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殺ってしまいましたね。ぶっちゃけ今のところなんの思い入れもないのでフーン…という感じなのですが、次の周回以降では青獅子の子たちをこうやって倒さないといけないわけですし、ローレンツやフェルディナントのことも好きになっているのでしょうね。ひどいゲームですね。

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ドゥドゥーおかえり!! 外伝をやっていると戻ってきてくれるシステムなんですね。あえて無視する人もあまりいないでしょうけど。助けた相手に助けられる、いい話じゃないですか。良い意味での因果応報。

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よかったねディミトリ。ここ、3DCGのなんとも言えない表情も石川さんの演技も素晴らしくてよかった。なんのかんのと言いつつ知り合いを殺して動揺してるところとか、知らん村娘(この前殺したお兄さんの妹さんですね)に甘くしたりとかなんかもう愛おしいですよね。先生よしよししてあげて。

 

大樹の節 

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さて次回、決戦の地はグロンダーズに。鷲獅子戦の思い出…とか言ったらディミトリに怒られてしまいましたが。みんなも落ち込んだ雰囲気ですね。同盟とは手を結びたいという流れですが、これ絶対三つ巴になるんでしょうね。そうじゃなきゃ話的につまんないですもんね。

 

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ドゥドゥーおかえり支援A。こうやってあったかいエピソードなども挟まれると再会の喜びもひとしおです。ベレス/ドゥドゥーの支援はドゥドゥーのパーソナリティに(ディミトリとは離れて)触れることのできるシナリオで良いですね。ドゥドゥー自身の好きな植物やお世話のこと、そして五年を経て彼自身のやりたいこと。これもうほぼほぼプロポーズですやんとはなった。ドゥドゥー、恋人や奥さんをすごく大事にしそうな人でそういう意味では選びたさがありますね。

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ドゥドゥー/フェリクスB、フェリクス(笑)という感じでよかった。かわいいね。フェリクスは本当に不器用で余計なことばっかり言うし素で変わってるところもあってわりとアレな人なんですけど、ちゃんと相手を想っている優しい部分があるのを見ていてくれる人がいるのはありがたいことですね。本当にドゥドゥーは人をよく見てる。ここまでストレートに感謝と好意をぶつけられるとさすがにタジタジのフェリクスくんかわいかったです。ドゥドゥーは無口な人ですが、気持ちを伝えるときはかなり素直に来てくれますよね。

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フレン/フェリクスA。フレン、いいこと言うんですよね。確かに平和のために戦いながら平和になれば居場所を失う剣士(兵士、騎士…)というものは難儀な存在で、そこにこういったことを言ってくれる人っていうのはやっぱりありがたいんですよ。すぐありがたがってしまう。フェリクスはとにかく剣剣剣みたいな人で、そんな彼に言うても別の生き方探せばいいじゃん、と言うところまではまあいいとしても、フレンはその上サラッと自分が薪割りお願いするって言えるからすごいですね。

そういう流れ的にはセテス/ツィリルBと同じような流れのシナリオで、やっぱり家族ってことかなとも思いました。ひとつのことにこだわりすぎて別の可能性を切り捨ててしまうのはやっぱりよくはないですね。向こうだとアドバイスで終わる話がこっちだと一緒に生きるみたいになってるのはやっぱり恋愛(に発展する可能性がある)前提ですかね。フレンってうまいこと煽ってフェリクスをコントロールできる人なので、その意味でもいい組み合わせかな。好きなカップリング上位に急上昇してきた感がありますフェリフレ。

 

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そして月末、グロンダーズの会戦です。PVで見たやーつ。ロドリグさん死亡フラグ積み上げすぎててもう面白くなってきちゃったな(ゴメン)。しかしもしお義母さんまで敵だったらディミトリに死体蹴りすぎませんか? 敵じゃなくても嬉しくはない展開になりそうですけど。

 

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最期までいい人でした。いいこと言っていったな…。みんな自分の命は自分だけのもの。だから他の人間が責任を感じる必要などない。もちろんそう言い切れない場合もあるのでしょうけれども、ディミトリには必要な言葉だったと思います。

ディミトリ、普段は復讐オアナッシングみたいな感じ出してるのにこういうときは超弱気なの、もうメンタルヘロヘロどころじゃなくて気の毒ですよ。本当は死にたいんだろうな、とか言ってしまうとかなり乱暴だとは思うんですけど、復讐心、死んだ人間のために復讐しなければ、という一点だけでなんとか生きてきたんでしょうね。ほんと安らいでほしい。

ディミトリに復讐の呪いをかけたはずのランベールさんがむしろ明るい好人物、楽観的にすら見える人だったのは少し驚きです。この短いシーンだけなので言い切ることはできませんが、あれ本当は言ってないまでありそうですね。ディミトリの主観での回想だったしなあ。彼に簡単に復讐を止めさせられないのは「死者もそんなことは望んでいない」が効かないからで、それは実際父親に「仇を取れ」と言われてしまったから、みたいなところがあると思っていたんですが、本当はそんなこと言ってないのかもしれない。

 

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生き残ってしまったこと、になにか意味を見出そうとするのはあまりよくないですね。こういった罪悪感、責任感に結びついた考えであればなおさらです。意味があるから生きられるというのは、裏返せば意味がなければ生きていられないということであって(それこそディミトリのように)、人生に意味なんかあってたまるかと思ってしまいます。意味なんかなくても生きてていいんだよディミトリ。自分のために生きてほしいですよ。

ランベールさんが本当に復讐を望んだのかどうかは客観的事実が明かされない限りわかりませんが、ともあれロドリグさんが命を使うのは誰でもなく自分のためだと最期まで言ってくれたことはディミトリの固定観念を壊すのに十分なことだったろうと思います。それに九年間続けてきた生き方を変える恐ろしさを受け止め支えてくれる先生もいて、人死んでるのにこういう言い方もなんですが、ディミトリくんよかったね、と思えました。

 

竪琴の節

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「王の凱旋」というのは展開上王都へ戻ることもそうですが、やっとディミトリが王様らしく落ち着いてくれたことを思うと非常にグッとくるサブタイトルですね。この「ありがとう」はむしろ続く謝罪や決意より感動したかもしれない。二部に入ってからというもの、こんな普通にありがとうなんて言ってくれる姿は見たことなかったですもん。

覚醒ディミトリ、一部・二部ガルガル期との演じ分けが良いですね。スッキリしたなあ。ディミトリが死者でなく生きている人のため、生きている自分のために生きてくれるようになって本当によかった~!! もう健康になってって思わなくていいですね!?

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フェリクスクンもデレ。よかったなあフェリクス。ずっとずっとディミトリがこういう風に思ってくれることを待っていたんでしょうね。よかったねえ。

 

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ギルベルト支援A。本筋もよかったんですけどランベールさん情報が気になってしまった。ロドリグさんの言ってくれたこと、なんならランベールさんの受け売りまでありますね? やっぱり復讐なんて望みそうにない気がするのですが。ほんと気になるな。

ギルベルトさんはディミトリと重なるところのあるキャラクターですよね。死者のために生者をないがしろにしてしまった人。だからこそディミトリを強く止められなかった部分もあるのかもしれません。なので、ディミトリが改心してくれたこのタイミングでこの支援会話が解禁になるのはとても好きです。展開が綺麗。

 

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ディミトリAです! 待ってたよ! 訓練をいいところでやめることができるようになったディミトリ、涙が出てしまう。こういう地味で大事な変化の描写に弱いです。ほんと変わってくれてよかった。

とはいえ復讐に囚われなくなったことで、前とは違った苦しみを抱くことにもなります。しかしそれは戦争している以上どうしようもないことではあって、だからと言って諦めるのではなく、一緒に向き合って生きていこうね、な話なのがよかったですね。(彼にとって)生きていくことは苦しみかもしれませんが、それから逃れられないと知ることはある意味とても前向きなことだと思います。

 

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ディミトリ/フレンAのほ、ほんとか~? なったやつ。本当にあのときそこまで響いとったんか!? わかりづらすぎる。というか展開的にも一部から見られるBでああ言われてそこまで響いてたらこんなことになってなくないですか!? 私がなにか思い違いしてるのかもしれませんけど、まあそのへんはいろいろ兼ね合いもありますよね。

味覚とかよりそっちの方がある意味気になっちゃったというか味覚ないのはなんとなく知ってたんですよね。だってツイート検索でディミトリって入れたら「味覚」がサジェストされるもんな。あと好物食べたときのリアクションおかしいしそもそも好物が少なすぎるし(ここでの内容を見るに匂い/刺激の強いものが好物扱いなんですかね?)。できるだけネタバレ入れないようにはしてたんですけどね。

しかしメシマズが過ぎてこんな秘密を明かされるとは面白いと言うか不思議な話と言うか。もし味覚が戻ったら本心から美味しいとか言えなさそうなのは笑っていいところなんですか? ドゥドゥー師匠との特訓でマシになっていることを祈ろう。

 

ディミトリの味覚うんぬんで言うと、それを知っているとディミトリ/アネットAなどは面白いですね。おそらくフレンのようによほどおかしいと感じることがなければ誰にも気付かれないように振る舞えているんでしょうけど、そうやって隠しているのも人に気を遣わせたくないからなのかなと思いました。

アネットは無邪気と言いますか、他人の問題やいわゆる地雷に対してやや無神経っぽかったり察しの悪いようなところがあるんですが(気にしない、気づかない、あえて触れてこないところに救われる人間関係もありますし、むしろいいところでもあります)、ディミトリは思っくそ食べ物の話をぶっこまれてもやんわり逸らすのみなのが面白いなと。この人こういう事情はありますけど、食事の場そのものを避けることって(ガルガル期を除いて)たしかなかった気がします。確かに味はあまり感じないかもしれませんが、コミュニケーションの場としての食事は好きなのかもしれませんね。

ここでアネットが食べ物の話をするのはディミトリに優しくしたい、元気づけてあげたい、楽しくお話したいからであって、そういう気持ちをちゃんと受け取っているんでしょうね。要はふたりとも優しいよな~っていう。

 

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アッシュ/ドゥドゥーAがまたよかったんですよね。家族との死別が多い青獅子でもアッシュくんは特に死者の話をかなり普通にする人で、前回あたりにも書きましたが彼のそういう向き合い方はとても好きです。亡くなった人は生きている人の中にあり続ける。アッシュくんは自分でも折りに触れ思い出し、語ることで死者を忘れず大切にしているのですが、それを明確な言葉にして取り出してくれたのがすべてを失い、アッシュくんにそれらの失われたものの記憶を尊んでもらえたドゥドゥーであることが良いなと思いました。

 

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月末、王都に進軍です。ディミトリ、一緒に頑張ろうな(泣)

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こういうことを言ってくれるようになってくれて嬉しすぎる。

 

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とんでもないこと言われたのに落ち着いたもんやで…。ここで噴き上がられたら本当に台無しなので、変わったのだなということが実感できるシーンでよかったです。王として迎えてもらうくだりもよかった。「そう泣くな」を選ぶと照れてくれてカワイイです。そうなんですよ、ディミトリがかわいい。マジよかった~!! 感慨深いですねえ。

夜ディミトリとイチャつくシーン(ではない)も好きでした。「もう飽きたのか?」「飽きた」「お前は五年前も…」は完全にアレだろコレ。本当に憑き物が落ちたと言いますか、未だに幸福を享受する権利はないなどとしつつも、戦争を終わらせるため、幸せになるために前を向いて頑張ろうとしてくれているのがなんとも嬉しいですね。

またディミトリが何度も繰り返し口にしてきた「受け入れられないもの」についても、さまざまなできごとや変化を経ても自分が受け入れてもらえたことで、それをただ切り捨てるのではなく認めたいと彼が思えるようになったのもよかったです。受け入れがたいものもその存在を認めること。多様性ですね。大事なことだと思います。けっこうそういうことを言ってくれる作品なので良いですね。