ひっつきむし(独断と偏見による)

だいたいゲームの感想です

「ファイアーエムブレム風花雪月」プレイ日記②(青獅子②)

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ドヤってくる子に弱いです。進めております風花雪月。今回は翠雨の節と角弓の節です。三節で区切ろうかなと思っていたのですが、外伝の感想など書いていたら飛竜の節以降が長くなりそうなのでこのへんで区切っていきます。だんだん慣れてきて楽しいですね。

以降ネタバレありです。

 

翠雨の節

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さーて今節の課題は何かな~ってまた生徒の身内かよ。シルヴァンジョゼゴーティエ、なかなかすみやかなフラグ回収である。明らかに堪えていて気の毒です。お兄さん、何かと思えば紋章がないから廃嫡ですか。紋章ってそんなに大事なものなんですね。とはいえ現実でも長子が絶対みたいな話は当たり前にあった(ある)わけで、そんなに違う世界の話でもないかもしれません。

新キャラのロドリグ(フェリクス父)も登場。見た目は似てるけど息子と違って朗らかだな。息子さんにはちょっと嫌われてるっぽい? まあ10代の息子との距離感というとこんなもんかもしれませんけど。というかこのゲームの成人男性キャラ、おおむねヒゲを生やしていますね。そういう文化なのかな。あと主人公の紋章も判明。ネメシスと主人公の関係とはいったい。単純に子孫ってんじゃひねりがないですよねえ。

 

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初スカウト成功はツィリルくん。なかなかいじらしいお子ですね。かわいい。こんないい子に慕われているあたりレア様も悪人ではないとは思いたいところですが。レア様ともお茶会できるしさ…(?)。支援Cで寝室に招かれるのはちょっとビビった。レア様、こっちに対してなんなんですかね。

あとはジェラルトからお母さんの形見の指輪をもらったり。でもクエストクリアのセテスのメッセージが妙なんですよね。これほど立場のある人の妻の墓があることを知られていないというのはおかしいと思うんですが。なんなんですかねジェラルト。不思議がいっぱい。

 

支援もぼちぼち解放していきます。ディミトリ/フェリクスCが印象的だったかも。フェリクスはディミトリを悪く言うようですが、まんざら嫌ってもいないような気がしますね。気に入らないことがあるのだとしたら今のディミトリが本性を隠している(とフェリクスは思っている)ことであって、本人を嫌っているということではないっぽい感じ。なんというか片想いなんですね。ドゥドゥーに対してもそうなんですけど、態度がキツいからと言ってイコール本人が嫌いではないではないっぽいところが面白い子。

フェリクス/シルヴァンCもなかなか好きです。シルヴァン、わざと人をおちょくっているわけでもなかったのか。明るく見えて意外と人付き合いに苦労しているタイプなのかもしれない。普通にスッと謝れるところはポイント高いですね。

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そして初の支援Bはベレス/ドゥドゥーになりました。そんなに攻めていたつもりもないのですが。こういう無口なタイプはデレてくれるとことさら嬉しいですね。彼はいろいろと苦労が多かろうと思うのですが、こうして先生や学級の仲間と親しくなることで少しでも安らいでいてくれるといいですよね。アッシュ/ドゥドゥーCも見たのですが、みんなドゥドゥーとの関わりのことをそれぞれ考えていていいなと思います。

かと言ってドゥドゥーと素直に仲良くできる人間ばかりというわけでもなく、イングリット/ドゥドゥーCのように受け容れられないと感じる子もいて当然なわけで。むしろそういった人のほうが多いから今の状況があるのであって、心としてはどうしてもそういう感情になってしまうということに対して誠実であるイングリットは偉いなと思います。感情そのものはコントロールできないわけですから。いや本当に偉いよドゥドゥーもイングリットも…。泣けてしまう。みんな賢いよなあ。ちゃんと逃げずに考えていて偉い。理性、人間の偉いところですよ。

 

萌えたのはフェリクス/アネットCでしたね。カワイイ。これは推せるカップリングの予感。こういう微妙に噛み合わない二人ほど応援したくなるというものではないでしょうか。噛み合わないなりに放り出すのではなく水やりくらいやっといてやるか、なフェリクスはちゃんとしている子だなと思いました。

シルヴァン/メルセデスCもよかったですね。メルセデスのこういうやわらかい対応、グイグイくる相手をいなしてしまうようなところは強いなと思います。相手の毒気を抜いてしまうような。それが対シルヴァンだと特に刺さるんですね。おそらくシルヴァンにとってはとても良い組み合わせだと思います。メーチェにかかればことさら相性の悪い相手というのもいなさそうな気もしますが(いたらめちゃくちゃ面白いので見たい)。一番のコミュ強かもしれない。

 

そんなこんなで課題出撃でギルベルトさんと一緒にコナン塔へ。

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「お嬢さん」と来ましたか。シルヴァンも不憫ですよね。こんなに憎まれなきゃいけないことなんて彼は何もしていないのに。というか魔物ってなんなんですか? 英雄の遺産やべーじゃん。こわ。丁寧にレクチャーしてくれるソティス姉貴に感謝ですね。「なぜ詳しい?」の項目すき。

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もうね、シルヴァンお通夜みたいになってるんですよね。お通夜なんですけど。もうずっと「兄上」呼びなのがあえて言うまでもなく今も慕っているというか情がアリアリなのが丸わかりで悲しい。マイクランもそれはそれで被害者ではあるのでしょうけど、こんなになっても兄を悲しむ弟のことを思うとテメ~! の気持ちになります。

台詞が聞ければいいのでそこまでする意味はないんですが、シルヴァンにとどめを刺させまくりMVPにしてみました。「シルヴァンのやる気が最大になりました!」じゃないんだよね。ちょっと笑った(ごめん)。

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いろいろ揉めたけれども紋章の力を絶対視するのにも理由はあるんだよのお話。ちゃんと「辺境伯」にこういう設定があるのってちょっと珍しいかもしれませんね。なんか名前のかっこよさで雰囲気的につけられてるという偏見がある。本当に偏見ですが。

ディミトリはこうした問題について、紋章を持ち権力の側にありながら柔軟に、かつ冷静に俯瞰して考えられていていいなと思います。理想を語るのは簡単だけれども、現実にそれを実現するのはとても難しいこと。誰にでも、どうしても認められないものがあるということ。それでも考えるのをやめず行動し続けることが肝要なのでしょうが、それもまた言うは易しなわけで。

 

角弓の節

フレンの失踪事件。当然のことではありますがセテスのテンパり具合がすごい。というかレア様とセテスとフレンの仲はなんなのさ。夜中に謎の行動を取るディミトリ、彼が調べていたアランデル家とは?

調査中、駆け落ちしたんじゃないのとか言ってイングリットにひっぱたかれるも「あらゆる可能性を考慮すべき」とごく真っ当な理由での発言でコイツ…と思わせてくるシルヴァンジョゼゴーティエ。まあ確かに絶対にないとは言えないわけで(家出だとすればそれなりにポピュラーな理由でしょうし)、もう日頃の行いですね。あと言い方でしょうね。相手も悪かった。つまりだいたい自業自得かもしれない。残念なやつだな…。

 

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ところでツィリルくんがかわいいです。ニチャ……となってしまう。基本声小さいのに「すごく好き」でデカい声出すの、愛らしすぎません? ショタはショタでも見た目はそんなに好みでもないと思ったのに…(もっといかにも美形な少年が一番好き)。なんかこう、ツンツンしてるのも彼なりに気を張ってるんだろうな、頑張ってるんだろうな、みたいなところがカワイイですよね。仕事に対して責任感が強いところも偉いなと思います。

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支援もだんだんBになってきましたよ。アッシュくん、なぜか泥棒にさんをつけておりかわいい。なぜ。アッシュくんが過去の話をしてくれるのですが、まだ子供だというのに苦労してきてますね…。それ言い出したらほとんど全員そうではあるんですけど、だからといって一人ひとりの苦労がなかったことになるわけでは(何の話?)。

というかこんな話を聞いたからといってアッシュくんに対していい子だなと思っているところが何か変わるわけではなくて。悪いのは貧困だというのもそうだし、なんていうかもうすでに彼のことが好きだし、善良であるということを知っているので、評価というものは変えがたいんですよね。順番の話かもしれない。物理的にも精神的にもアッシュくんはロナート卿に救われたわけで、反乱事件を経た今でも彼が養父を慕う気持ちは変わらない。同じことかもしれませんね。

アッシュくんが泥棒さんに対して少し施したからと言って、その彼に対してすら何かを変えられたわけではないかもしれない。世界中の貧しい人を救えるわけでもない。つまりはただの自己満足かもしれない。そういうところをちゃんと考えている、わかっていて、じゃあどうすればいいのかと投げかけて終わるようなところもいいなと思いました。なんていうかこのゲーム、みんな賢い気がする。いいですね。

 

あとはハンネマン先生Cなども読んだのですが、これこんな脇でやっていい話なの!? となってしまった。主人公の出生の秘密の話、ここでするの!? ジェラルト、血縁上のパパじゃなかったのか…。見た目的にそんな気もしなくもありませんでしたがそうなんだ(このゲームの血縁キャラかなり似ているので)。しかしひとつわかったのに謎が増えるばかりですね。ミステリー父子。

伏線的な部分で言えばフェリクス/メルセデスCからのディミトリ/イングリットCを見たのでひっくり返ってしまいました。人間関係、複雑~! 人間関係複雑学級~! これもこんな脇でやっていい話なの? フェリクス、イングリットに対する感情が実はかなり複雑だったりするんでしょうか? 気になる…。

 

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調査の結果、イエリッツァ先生を追って謎の地下通路へ。こんなときでもホワホワ励ましてくれるメーチェがなんだかとても頼もしいですね。そして流れのままに戦闘へ。こんなこともあるんですねこのゲーム。どんなときでも戦闘準備で買い物とかできるのでそう困りもしませんが…。試験受けさせたいときは困るか。とりあえずディミトリはかえして(掌返し)。

お面の人は炎帝っていうんですね。ふーん。ポケモンじゃん。エンテイの映画、子供の頃めっちゃ好きだった。炎というあたり、ネメシスの関係者、なんなら本人なんですかね。ネメシスって女神の名前ですけどね。なんだか物騒ね~ってメルセデスの感想がなんかすごく淡々としてるように聞こえて笑っちゃいました。

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笑ったら喜んでくれるディミトリがかわいい! よ! かわいいよ。ジェラルトも驚くほどだから本当に初めてだったのでしょうが、思わず笑顔おかわりのリクエストしてくるのめちゃかわいくないですか? かわいいです。彼のこういうところ、愛おしいですよね。年相応な感じがするというか。年相応でいられないことも多かろうことですし…。

セテスもさすがにデレてくれる。今までも言うほどツンケンされていた感じでもなかったのですが(そのへんいい人ですよね)、一気に雰囲気が柔らかくなりましたね。死神騎士の正体もいちおう明らかに。このゲーム、サクッと謎を明かすときはサクッといきますね。メルセデスと縁があるらしきあたり気になる人ですが…。

フレンの血に秘密があり、おそらくセテスにはない、ということは少なくとも同じ両親から生まれた兄妹ではないのですよね。そのあたりは謎を残しつつフレンが加入です。今回の件を経て二人が大きな信頼を寄せてくれるようになったのが嬉しいですね。

もうひとり倒れていた人物、モニカは「去年の生徒」と言うあたりやっぱりこの学校一年制なんですね。地味に気になっていたのでスッキリしました。来節は「グロンダーズ鷲獅子戦」、一生の思い出になるってどういう催しなんでしょう? 金鹿はハブか? おそらく歴史的経緯によるネーミングなのでしょうけど。ところでジェラルトパパ、あからさまに死亡フラグを建てないで(OPなんて知りません)。

 

それでは飛竜の節に続きます。モリモリ進めたいけど感想も書きたくて悩ましいですね。