ひっつきむし(独断と偏見による)

だいたいゲームの感想です

「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」前半ふりかえり&キャラソンの感想

美男高校地球防衛部HAPPY KISS!キャラクターソングCD(1) ハッピーキッスSONGS~Happy&Set!~

美男高校地球防衛部HAPPY KISS!キャラクターソングCD(1) ハッピーキッスSONGS~Happy&Set!~

 

応援上映会めちゃくちゃ楽しそうなんですけど行けないので振り返り感想を書きました。ハピキスくんかなりハマってます。というかLOVEシリーズも1期から普通にリアタイしてたのに今年に入ってからドハマリして後悔したのでハピキスくんは頑張って追っていきたいところ。キャラソンもみんなかわい…いやなんか悪魔みたいな人いるな…(悪口)

 

第1話「HAPPY! KISSは突然に」

導入が風呂…ではなく部室で、しかもサクサクと人物紹介のターンに入っていくあたりLOVEじゃないんだなあと思う冒頭。お決まりだった煙ちゃんのどうでもいい話題振りから始まらないのが少しさみしい。鏡太郎と龍馬はパッと見では煙ちゃんと熱史に似た二人組なのだけど、全然違う。新しい物語の始まりです。

1話でもちらりと見えてくる部分ですが、防衛部はLOVEと同じでほぼ完成しきったところからスタート、と見せかけて実はそうでもなかったのは大きな違いですね。LOVEでは防衛部内の人間関係は非常に安定していて、喧嘩を描こうとすると変化球を持ってこないといけないレベルだったんですが、HKではお互い知らない部分なども見えています。有基が特別だっただけで、1年入ったばかりなので当たり前ですが。それにLOVEではニコイチが基本ガチガチに固定されていたのがHKでは矢印入り乱れる状態なのはほんとに変えてきたところですよね。動き出してみるとOPでの組み合わせが崩壊してて笑う。驚きの全員片想いっぷりです。

冒頭からの流れは防衛部(作品としても集団としても)と生徒会、そして8人それぞれこんな感じだよっていうのが綺麗にまとまっていて、表情や仕草も丁寧でやっぱり防衛部好きだなと思うところです。既存ファンへの目配せもバッチリ。この「作り話」が伏線だったら驚くというか笑うんですけど、ちょっとドンピシャすぎるし鏡太郎って何かありそうなんですよね…ない? 伏線と言えば一六が七緒先輩に同意を求めたのはやはり好意からか。それと戦闘シーンでの太子の元ヤン感と何よりカルルスの「刑期」発言。

防衛部があったかなかったかで議論になるあたり、七緒先輩は誰かから部を引き継いだわけじゃないんですかね。七緒先輩、1年生のとき何してたんだろう。ひとりで部室を占拠していたのか、他に誰かいたのか(だとすれば宇奈月くらいしかいないけど)、2年生になってから鏡太郎・龍馬と部がスタートしたのか。とはいえ2話で「昔からの習わし」が判明しているわけで、そのへん謎だなあ。それとも「前」とはLOVEの前(部活動として成り立つ前)のことなのか。途切れているなら黒玉湯とか俵山先生から教えてもらったとか?

流れとしては続いてカルルス登場→初変身になるわけですが、HK防衛部、ザックリ言うと「有基がいない」んですよね。しかも鏡太郎がいる。有基アウト鏡太郎イン。もうやる気ゼロ以下です。ヒーローものとしての防衛部を牽引してきたのは言うまでもなく箱根有基で、有基がいたからシニカルで冷めた先輩ズもウダウダ言いながらヒーローやって、ヒーローになっていったわけです。

そこがHKはモチベがほぼ「早く解放されたい」しかない。征服部とも勝手知ったる間柄で、フラヌイや怪人にしても脅威感がないのでとにかくグダグダで「地球を守る」というのも弱いというか現状ゼロ。さて、ここからヒーローらしさをどう獲得していくのか。やはりそこは阿多との関係が自発的に戦う動機になるんでしょうかね。HKは1期2期と似て非なる感を出してくる・出さざるを得ない作品でしょうし、熱史と草津の物語からはちゃんと変えてくるとは思うんですが、ラスボスを救済する変身ヒロイン的なストーリーは守ってきそうだしなー。

 

 

第2話「HAPPYのレシピ」

鏡太郎は無気力なんですが、わかりにくい・テンション変わらないだけで全くやる気出さないわけではないみたいですね。ちゃんと喜怒哀楽あって無感情というわけでもないし。基本誰に対しても「あいつはすごいなあ」「お前もこんないいとこあるじゃん」って感じなのもいい。キレるとちょっと容赦なさめっぽいですが素直で優しい、のほほんとしたやつで、浄化も論破ではなく説得とか諭す感じになってくるのがらしさでしょうか。真正面からぶつかる有基に対して回り込んで不意打ちしてくる鏡太郎、的な。なんかズレてるのに本質捉えてる、本質捉えてるのになんかズレてるのが面白い。画的にも論破パートでは横から話しかけることが多いですね。パーソナルスペース的なアレでしょうか。

一歩引いて他人の自分では気付けない部分や長所を見つけられる、ものごとをひっくり返して見られるまなざしは彼のいいところだと思うんですが、何やらこじらせてしまっているらしい阿多くんは鏡太郎のやることなすこと全て気に入らないので、「阿多は賢いだろ」とか「さすがだ」とか言われてももう煽りにしか感じないんですね。というか特に彼の性格上、引かずにぶつかってきてほしいんだろうなっていうのはある。まあ阿多くんじゃなくてもなんで怒ってるのか理解してもらえないのってしんどいですけどね。さらに怒るというか悲しくなるよなあ。ここは課題でしょうね。いつかはヌルヌルしてるだけじゃいられないときが来るだろうし。

生徒会とフラヌイの出会いは笑えて好きです。「なんだ、しゃべるチワワか」が強すぎる。この一言と「こらー!!」で阿多くんへの好感度が爆上がりするのはうまいところですね。悪いやつじゃないどころか錦ちゃん以上のポンコツ天然ボーイなのがバレバレ。そもそも公式サイトに最初から「本当は尊敬されるためにがんばった」とか書かれちゃってるし、普通にいいやつなのもわかってきたし、さあなぜそんな子が鏡太郎(と怠惰)に関してだけはこうなのか。また終盤まで引っ張ってくるんでしょうけど。

 

第3話「HAPPYアイスクリーム」

阿多に続いて少し3年組に切り込みつつ、伏線も撒いていく的なお話。一六の七緒大好きっぷりと七緒の微妙な反応・名前ネタに気まずそうなマーサなどの伏線、イライラな阿多に気を回す宇奈月先輩、3年組の空気感など微妙な描写が好きな回です。ゲストのエピソードもいい。5話も繊細でいいなと思ったのでこの2話担当の脚本家(金杉弘子さん)が好きなのかも。2期でも7・8話は良かったなあ。HK7話もこの方なので楽しみです。やっと太子にクローズアップしそうなのでどう描かれるか。

鏡太郎とは違った意味で一歩引いている、というか一線引いてるのが3年組。ふたりとも自分はゴチャゴチャやってる下級生を後ろで見ている役、という認識がありますが、宇奈月先輩は見守ってフォローする方、七緒先輩は傍観して面白がる方みたいですね。どっちにしろ後輩ズをかわいがってるのは確かだと思いますけど、後の話見てもキャラソン聴いても七緒先輩って性格悪そうというか(悪口)腹に一物抱えてそうな雰囲気ですごく気になる。後半に地が見える回があればいいんですが。

敬語を使う/使わない相手の別が妙なのは立場よりも距離か何かで接し方を変えているのか、宇奈月だけに特別なものがあるのか…。「じゃあな、『敵』」のやりとりは独特の距離感でめちゃくちゃ好きなんですが、果たしてこの2人が本気になることはあるのでしょうか。あってくれなきゃ困りますが。クライマックスではマジになるのが防衛部の良さでしたし、そこは踏襲してくれると思うし。

こういった戦隊とかプリキュア的な1話ごとに敵が出現・倒すというルーティンのある作品は1話完結的な性格を持ちやすく、縦軸のストーリーは毎回ちょっとずつ敵側の描写を挟んで進めるまでがテンプレみたいなところがあるんですが、LOVEシリーズはまさにこれだったと思います。HKではちょっと連続ドラマ的な方向に振ってきた感じですね。防衛部サイドにも伏線描写を織り交ぜつつ次の回次の回にパスしていく感じは今までになかったかも。防衛部の中に動きのある感じは新鮮ですよね。

 

第4話「素晴らしきかなHAPPY」

埋蔵金GOを太子はともかく鏡太郎まで口ぶりからすると毎週見ているらしいのが驚きである。そんなに人気の番組なんですかね。太子は博識メガネキャラの一方、元ヤン臭がすごかったり意外とロマンチストというかお祭り野郎っぽかったりと興味を惹かれるキャラクターです。猫かぶってる様子ではあるんですが普通に常識人だし、読書や豆知識披露は純粋に好きでやってるらしい(プロフにも書いてあるし)のが好感度高い。ヤ…の子予想などもありますがお当番回はまだか。7話は見た感じ太子回っぽいですが。楽しみ。

さて、4話は一六回と言っていいんでしょうか。埋蔵金ない派だったり、中学デビューを画策した過去があったり、プロデューサーに塩だったりと、太子とは逆にちょっと冷えたところが見えてきて面白いですね。論点ズレを指摘してくるあたりマジのバカではないような気もする。とはいえすぐ赤くなったりアワアワしたりやっぱりおバカでかわいいやつなんですけど。こっちはバカキャラ装ってる、というよりは賢い子に軌道変更できそうだったところを誰かさんのせいでまっすぐ突っ走ってしまった結果なんだろうな。

そんな一六に慕われてる七緒先輩の方はドSっぷりが露呈してきましたね。「忘れてました~^^」とかほざいてたけど絶対全部覚えてるよなあ。キャラソンにしても言ってることは「人を困らせるのが超楽しくてついついやってしまう」なのでこの人はだいぶガチな性癖持ちの方です。素直に反応してくれる龍馬によく絡み、自分のやり方の通じない一六は扱いかねてる様子なのがわかりやすいですね。しかし惚れさせたのも今の一六を作ったのも七緒先輩だし、あれだけ好き好きアピールしてるんだからちょっとは何か返してやってほしいものです。一六が不憫。

しかし他人に矢印が向いてる子ばかり構って自分を好きな子に塩、と思うと闇深そう。どうなんですかね。旧シリーズでは防衛部サイドの過去というかどうしてこういう人格になったのか、というのは有基くらいしか明かされなかったんですけど(硫黄とか気になるよね)、HKではその辺どうなるんでしょう。一六→マーサと掘り下げてる感じなのでちょっと期待してるんですが。まあ重たい理由があるにせよないにせよ、好意を受け取ら(れ)ない・受け取ってもらえないのはLOVEでもHAPPYでもないのでちょっとは改善されてほしいところ。

最後の写真をめぐってのくだりは意味深。そもそもなぜ写真を隠したのか(加えてなぜ結局は抵抗せずに見せたのかも。面倒だから?)気になりますが、太子の当然の疑問に対して龍馬がらしくもなくスルーしたのはなぜなのかとか。そこまで話したくないことなのか、仲が悪くなった自覚がないのか…。何かあったのは鏡太郎と阿多だけの間のことなんでしょうか? ここに限らず鏡太郎の言ってることを素直に解釈すると、むしろ記憶喪失にでもなってるんじゃないかと思えてくるんですがこれは深読みしすぎですかね。

 

第5話「HAPPYに美しく」

冒頭から龍馬のために長蛇の列に並んだと思しき七緒先輩「どうしても欲しいかな?」龍馬「ほし~い!」のパンチがなかなか強い。なんかもうおじさんかエロ漫画の男みたいだよ七緒先輩。龍馬くんも素直に対応してんじゃないよ。

パンチが強いと言えば「七緒先輩俺の遺伝子興味あるんですか!?」もヤバい。七緒先輩が俺に興味ある!?嬉しい!って思っただけなんだろうけど恋は盲目すぎる…。しかしストレートにお前はアホだ、うるさいって言われてるのに嫌味も塩対応も一切通じない一六は最強ですね。頑張って七緒先輩を根負けさせてほしくなってきた。マーサに対しても屈託なく接したり、マーサの「秘密」をなんとも思わなかったり、そういう風にとにかく単純・純粋で善良なのは一六のいいところなんですが、デリカシーゼロでもあるし(マーサには謝ろう)、この手の子とのコミュニケーションを苦手に感じる人がいるのもわからんではない。

5話は今のところ一番好きな回。かつてデブだったマーサに対して「太りたくても太れない」という悩みを持つゲストをぶつけることでマーサの抱える問題を際立たせるのもうまいなと思うし、いろいろあって最後には彼らが自己承認できるようになるオチが清々しいです。

誰かの悩みは誰かにとって羨ましいことであるように、変わらなくてもいいとこあるし、変わった努力はすごいし、変わっても変われなくてもお前はお前。正解はひとつじゃないんですよね。みんな違うんだからそうドツボにはまらずに自分を好きになっちゃおうぜ、的な大らかでゆるふわな結論が防衛部らしく感じられて好きです。よくよく台詞を聞くと直接的なディスは鶏ガラくらいのもので、体型というナイーブなネタを扱う上での慎重さも感じますし、丁寧で優しいお話。

特に阿多の台詞、「人間は自分の悩みと真逆を生きる者を非難し攻撃する。そんなやつらを今こそ正してやろうと思わないか?」がすごく好きなんですよね。マーサの反応も含めて。戦闘後シーンの遠回しな口ぶりを見てもここは天然なわけじゃなくて、言いたいことを受け取ってくれるだろうと考えて発言したのかなと思います。信じてサラッと諌めた後でベロベロに肯定してくるので先輩組は最高に優しいしかっこいい。ダメなところも消したい過去も、そして現在も全部含めてお前はお前だ、そんなお前を俺らは大事に思ってるんだ、なんて本当にこれ以上ない愛のメッセージだし、それをふんわり伝えてきてちゃんと伝わっているのが大好きです。

穏やかに機嫌よく卒アルを閉じ、マーサはマーサと微笑む姿からは、そうしてまるごと肯定されたマーサが過去の自分も変わった努力も今の自分も受け容れることができたんだな、というのが自然に伝わってきます。いい話だったなあ。

マーサに1話割くことで本格的にこれは8人の物語であるという実感がしてきましたね。1期2期では防衛部と敵サイドはあからさまに断絶されていたのですが、HKではその境界、そして二項対立の構図を崩し、8人全体で物語を紡ごうとしている印象を受けます。7話とかもうお肌のふれあい(語弊)まで行ってるし。いや、防衛部では風呂での文字通りの裸の付き合い=心を開くという表現がされてきましたし、1期の水着回は防衛部と生徒会の間には高い壁が物理的にもそびえていたわけで、これには何かの意味を見出したくなるってものです。

1期2期での対立、錦ちゃんや別府兄弟の問題は熱史と箱根兄弟がしっかり向き合えばそう難しくなく解決できるものでした。ひとつは引き延ばしのために変身とモザイク、接触の少なさはあったと言えます。あるいは逆にダラダラ進めるためのチョロさだった。対してHKではこの対立構造グダグダっぷり。後半じっくり阿多関係を解決していくことになるのか、この状態でもヌルヌルし続けるのか。リアリティショーのような背後関係や明確な悪の存在もなさそうな気もしますし、さてどう落とすのか気になるところです。

 

第6話「HAPPYアイデンティティー」

梅雨で重だるーい男子高校生介護アニメ6話め。ここまで生命活動レベルからりょーちんに依存してて鏡太郎さん家とか彼がいない空間ではどうやって生活してるんですかね…。そんなに甘えてなかったら逆にとんでもないやつだわ。龍馬さんサイドも明らかに甘やかしすぎなのでせめて傘もう一本用意して自分で持たせていこう。「俺傘あるし」発言とかちょっと図に乗らせすぎてるんじゃないですかね。いつまでも一緒にいられるってわけじゃないんだから。

物語は梅雨の時期に突入ということで、晴れて本編で夏服がちゃんと登場したわけですが、七緒先輩と鏡太郎、生徒会は同じものを着ているように見えるのでシャツ自体は開襟と普通のと両方あるみたいですね。開襟の方が萌えるけど生徒会のベストもかわいい。七緒先輩も冬服含めガード固い感じでいいと思うんだけど裸毎回晒してんだよなあ。逆に着てる方がエロいまであるかもしれない(混乱)

今回は教訓的にはコミュニケーションは用法用量を守って相手のことを考えて適切に、的な感じですかね。スベって誤魔化すけど聞いてもらえてない太子がかわいい。阿多くんのディスコミュニケーションが目立つ回でしたが、彼とにかく自分から鏡太郎に絡みに行くんですよね。話して余計イライラするならほっとけばいいのに難儀な子です。気持ちはわかるけど。毎度毎度さりげなく助け船を出してくれる宇奈月さんの気遣いが沁みる。さりげなく割って入り鏡太郎たちに挨拶して去るスマートさですよ。

しかし龍馬の態度を見てると、仲が悪くなってるって認識はやっぱりないのかなあ。びっくりするほど普通に話しかけてるし。今回の生徒会内の絡みとか見てても阿多が一人で暴走してるだけの可能性もチラッとあるかなと思いました。マーサ引いてんぞ。まあどっかの錦ちゃんもたいがいだったんですが。でも鏡太郎と阿多、共通して「過去の傷」をキャラソン歌詞に入れてるので決定的な何かはあったんでしょうね。

ディスコミュニケーションと言えば七緒パイセンと一六がひどくて笑える。通じない嫌味なら逆にガツガツぶちかましていく七緒さんと、七緒先輩が自分に何か向けてくれるならなんでも嬉しい恋は盲目ボーイ一六くんの殴り合いですね。ダメージ食らうとすれば七緒先輩だけですが。知能ステを捨てたことにより七緒先輩相手ならどんな直球disを受けてもダメージ無効、むしろHP回復するスキルを得ている一六は無敵である。倒し方は逆に七緒先輩から回復技かけてやるとかかな…ゾンビ的な感じで。虹にキャピる一六くんなんかはとってもかわいかったんですが、和傘のくだり完全に妄想でこの子ちょっと怖い。逆になんで手紙発覚まで普通に振る舞えてたんだろう…。

戦闘パートはもはや論破が一言になってるわ、やっぱり一切まともに戦わないわのハピキスくんたち。作画お休み回だったせいもあるんでしょうけど。わりとちゃんと個別で必殺技を放っていたLOVE勢を見習えよと思うんですが、あれやっぱり有基がやる気で先輩ズもなんだかんだノってくれてましたからね(有基のおかげでノれてたとも言う)。やる気ゼロの彼らがとっととハピって終わろうぜとなるのはまあ当然の話なわけで…。もう折り返しですが、彼ら何があればヒーローとしてやる気出してくれるんですかね。というか俵山先生登場の予感(モザイク)でめちゃくちゃ笑ったんですけどこれLOVE勢なんか匂わされたらどうしよう。緊張する。

 

 

以下キャラソンの感想。

・「二度寝の前に聴いた声」

曲調がイマドキなバンドみたいな感じでギャップに驚き。サビの裏声ハモとかそれっぽいですよね。オケがダントツにオシャレで大好きです。全体的にフワッと不思議な雰囲気で、夢の中な鏡太郎にぴったりですね。特に2番の展開が好き。歌詞もストレートに鏡太郎くんはみんなのことが大好きなんだよって感じで和む…んですが、出だしちょっと龍馬くん振り回しすぎじゃないか。あと寝たふりすることあるっていうのがわりと意外。寝たふりであったり、ウトウトしながらみんなの声を聞くのが幸せっていうのはなんかいいですよね。傷うんぬんのくだりは当然阿多関係でしょうけど、これやっぱ記憶喪失とかいうレベルじゃなくてもなんか忘れちゃってるのか。ここだけ鏡太郎らしくないというかやけにシリアスな言葉選びでなんだか深刻そう。

 

・「OH SAY CRY?」

コンボソング\おーせっかい!おーせっかい!/なポップな曲。龍馬らしさに溢れててかわいいですね。安心の園田曲。控えめながら煙ちゃんのDNAを感じる。しかし「寝かしといて、いややっぱ時間ないし起こして」とかめちゃくちゃ抜かしてる誰かさんに対してこの聖人ぶりは泣けてきますよ。というかここまでくるともう龍馬にも自分の人生を歩んでほしいとか思ってしまう。常に幼馴染の命を心配しないといけないってどうなのよ。ハワワ〜って感じならともかく6話なんかの無言で救助する様子は哀愁さえ漂う。真面目な話ちょっと不健全な関係ですよね。共依存というか。まあ本人がおせっかいばんざーい!(ここ超かわいい)ならそれでいいのかなあ。個人的な理想としては喧嘩回でもやって少しは親離れ子離れしてほしいところ。

 

・「サディスティックにBE HAPPY★」

言いたいことがありすぎる。☆ではなく★なことにすさまじい意思を感じる一曲。まさかのエロ担当。君は本当に面白い人ですねぇ↓(呆れ)(ゴミを見る目)(冷笑)(見下し)。これ防衛部ですよね? 君まだ17歳だよね? いやEDM系でかっこいいのは確かだし(台詞の後のかわいめの間奏→謎の壮大な展開ツボくて好き。コーレスすればいいのか?)エロいしこれはこれで好きなんですがこれでいいのか和倉七緒。月の魔法騎士だけに人を狂わせるんですかね…。「君」が特定の誰かだったらどうしよう。「笑顔をあげるよ」とか「(楽しい嬉しい方へ)連れていくよ必ず」とか歌っていた七緒先輩はどこに行ったの? 別人かな? 私の知ってる感じの七緒先輩、台詞の最後の「ですねっ」くらいなんだけど。

一人だけ友情アピールしてないし(立とはなんかノリが違う)黒すぎるし「幸せをあげてもいいけど永遠におあずけもいいでしょう?」ってわりと作品テーマ裏切ってると思うし不穏なものを感じないでもなくて気になる(無駄に深読みオタク)。いやでもお前ら幸せを呼ぶ魔法騎士じゃねえのかよ〜! 楽しいのお前だけやんけ〜! ほんとこの人のこと好きになっても幸せになれなさそう(悪口)。お約束な展開でも裏切りだったりは今までやってないわけですがまさかね。これ防衛部だしないですかね。しかしだったら逆になんなんだ和倉七緒。これで有馬コースだったらキレ散らかす。

 

・「THIS IS THE MANZA!!」

ディスイズザマンザ(笑)。まあ(笑)なヤンキーセンスも含めて本性あらわしてきましたね。君も十分ちびっこだよ。ロックで疾走感のあるかっこいい曲。ED曲って感じしません? サビでバーンとかっこいい絵と曲名クレジット出るイメージある。「真実だって偽りだって」なんて言うまでもなくこれまでの振る舞いで、そして曲調でいろいろバレバレなわけですが、元ヤン(?)属性以上にまっすぐで熱いやつなのがわかるのが好感度高い。男前度も高い。このままでも十分素敵なのになあ。「大事なやつ」は一人のことならやっぱり一六でしょうか。でも今のところ当の一六はあの調子なので片想いだなあ。ドンマイ。でもデュエソン一緒に歌えてよかったね! デュエソンはスタンダードにLOVE2年組みたいな感じを予想。

 

・「ダッシュダッシュダッシュ!」

元気でおバカでかわいい一六らしい、期待を裏切らない曲。トランペットが好きです。前向きで、とにかく元気有り余ってるのがポイント高いですね。行き先決まってないのに急いで走り出すどころかどこでもいいとか言い出しちゃうのがああ一六だなって感じ。パワーと根拠のない自信に溢れて頼もしく、聞いててすごく明るい気持ちになれます。いい意味で考えるのがバカらしくなる。とはいえここまでガンガン行ってしまうのはある意味危うさでもあるわけで、ストッパーしてくれる太子とはいい関係…のはずなのでもっと太子を見てやってほしいところです。「君」が太子ならものすごいラブソングなんだけど、特定の誰かじゃなさそうな感じするんですよね。あんま関係ないけどこの子七緒先輩のキャラソン聴いてもダメージなさそう(偏見)

 

・「白薔薇が咲く」

ヘイローズ(笑)。肩肘張っちゃってるなあという印象。これは挑戦状であり宣言なわけですが、この子はあえてそうする、自分に言い聞かせる必要がある感じですね。無意識でしょうけど。この手のキャラソンだと某秋山蓮を思い出します。心から、そして自信を持って行動しているならこんな風に強い言葉で語る必要ってないんですよ。騎士の鎧の下にはどんなやわこい中身があることやら。すでにチラチラしてますけど。好きなら好きって言っちゃえよ(?)。デュエソンは当の鏡太郎とどんな曲歌うんでしょう。想像つかなすぎる。理想は和解後な悟った感じの曲なんですが、発売のタイミング的にありやなしや。白薔薇花言葉ですが「純潔」はもちろんとして、「約束を守る」「私はあなたにふさわしい」「心からの尊敬」あたりは二人の関係にかかっていたら面白いですね。ダイアモンドの意味にも「純潔」「永遠の絆」なんかがあるみたいです。

 

・「Good day, Bad day」

「慈愛と癒し」のローズクォーツ担当は伊達じゃない。好きにやりな、いつでも見守ってるし助けるよ、何があっても君が大好きだよって愛が深いですね。それでいて全く相手に求めない、なんというか成熟した愛だ。包容力。鳥海さんのキャスティング活きてるなあ。こんなん言われたら泣くでしょ。バッチグーとか諸々ダサくて気安さを醸してるのも好きです。後輩男子にこの感情ってなんだよとは思うんですが、公式に「なぜか指宿をかわいがっている」なんて書かれてるあたり語られそうな部分ではあるか。方針が「知られないうちに」なわけで実際阿多にあんまり気付かれてない風なんですけど、彼のためにはむしろ愛をもっと伝えてあげた方がいい気はするんですよね。この人の愛情といつもイライラな阿多って少しちぐはぐにも思える。阿多を救えるのは鏡太郎だけなんでしょうか。しかし七緒パイセンと正反対すぎてなんで仲いいのか謎だわこの人。

 

・「喰らえ!デブレバター!」

松岡くん全開ですね。もはや言葉もございません。さすが。ライブ楽しそう(多分CGなければやらない)。罵倒と呪い9割みたいな歌詞なんですがトンチキかつ語彙がわりと頭悪い感じで、悪いやつじゃない感とかわいげモリモリなのはいいバランスですね。こんななのに印象的には基本キュートっていうのがマーサらしい。とんパーセントて。オケも振り切った感じでかわいいですよね。セルフデュエットで何が出てくるのか楽しみすぎる(せっかくのデュエソンなのに実質ソロで1枠は残念ではあるけど)。

 

 

ハピキスも半分終わったわけですが、もう半分って早すぎる…。ハピキスも2期やってほしいですね。冬でモコモコしてるハピキスくんたち見たいなあ。