柿喰う客2018年本公演「俺を縛れ!」の感想

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黒歴史的娯楽大作が10年の時を超え堂々復活!
荒唐無稽!笑止千万!茶番チャンバラ時代劇、ここに解禁!

幕府の大御所・徳川吉宗が大往生を遂げたことをきっかけに、悪名高き将軍・徳川家重は奇妙な難題を諸大名に突きつける!
横暴な幕府にも、心を削り身を削り一途な忠義を貫き通すのは「三度の飯より主君が命」を信条とする弱小田舎大名・瀬戸際切羽詰丸!
その過激な滅私奉公は、やがて天下を揺るがす大騒動に発展する!?

柿喰う客

千秋楽おめでとうございました。

こちらも東京で少年ヨルハとともに観てきたのですが、もう本当に面白かった! お腹痛くなるまで笑いました。特に百人斬りのくだりとか笑いすぎてしんどかった。

相変わらずのテンポの良さが気持ちよかったし、特にギャグベースな感じで8割9割笑ってたんじゃないかと思うんですけど、その反面で実際はかなり狂気的な展開だったり(どシリアスに描いたらホラーになりそう)、締めのテーマ的な部分にしてもゾッとさせられたりして、なんというか一言でまとめるとやっぱりすごく面白かったんですよね。こういうの大好き。

ゾッとしたと言えば主人公・瀬戸際切羽詰丸の永島さん。もうほんとに途中から目がヤバいんですよね。完全にイってた。アフトでも永島さんが言ってらっしゃったんですが、何も考えないことの怖さってあるよなって感じでした。切羽詰丸も途中まではどうしようどうしようって考えてるんですけど、どっちに転んでも裏切りになる状況だったりサックサク話が進んでいったりするものだから考えるのをやめちゃうんですよね。ただの裏切りマシーンになってしまった姿は恐ろしかった。

切羽詰丸が操り人形だとすれば操っていた方は軍兵衛ですよね。神永さんってもちろんかっこいいんですけど、どっか胡散臭い顔しててピッタリだなって思いました(作文)。切羽詰丸と一体化したように掛け合うシーンがすごく印象的です。わりとこいつだけ何も痛い目を見ることなく、かと言って特別何か得たわけでもなく終わってるのがまた気持ち悪い。単なる人間というよりは、どこか悪魔めいた存在に感じました。

あと今回はひとつ宮下さん目当てなところあったんですけど(遊戯王好きだから)、なんというか脳に焼き付きましたね。濃いわ。ざくろも真面目になって考えてみればものすごく波乱万丈な人生送ってるんですけど濃すぎるわ。再放送で「ミルクでももらおうか」とかほざいてる遊星さん見た翌日だぞみたいなとこある。でもめちゃくちゃなのにちょっとキュートに思えるところもあったりしてもう何がなんだか。

柿喰う客のお芝居を見るのももう何度目かになるんですけど、やっぱり面白くて楽しかったです。好きだなー。