ひっつきむし(独断と偏見による)

だいたいゲームの感想です

Patch Stage Vol.9 舞台「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」天晴版

f:id:hinoyui:20161026113153j:image

今回も謹んで行ってまいりましたパチステ。今回の「天晴版」は前回公演の再演…と見せかけて新曲・新キャラ(新キャスト)・新場面の追加などが行われたブラッシュアップ版と言うべきもの。歌も役者の歌唱力アップ、コーラスの増強などで聴き応えのあるものになっていました。あとは開演前に役者が客席を練り歩いたり、客席通路に花道が作られていたのもポイントでしょうか。前方の花道エリアは天晴シートとなっており、役者さんたちが超近くて面白かったです。通路側座ったら1回ガチで汗飛んできて笑った。あと特典が嬉しいやつでした。タオルもあったんですけど、専用ハガキ出したら選んだメンバーから直筆のお手紙もらえるんですって。誰にするか非常に迷っております。

また、前回好評だったという撮影可の千秋楽カテコを今回は「ISO LIVE」として本編上演後に開催。サイリも販売されてました。なお公演終盤は役者やり過ぎのため元々なかった本編・LIVE間の10分間の休憩が追加されましたとのこと。私が行けたのはラスト2公演だけだったんですが納得の全力ぶりでした。再演で前回の衣装を流用したためか、ライブのためだけにキンキラキンの衣装を用意してくるという徹底ぶり。セトリは固定でしたが、ライブ版アレンジがけっこうしっかりしてて満足度も高かったです。

初演の感想がこちらなんですけど、今読むと私けっこうディスってる…?と思うくらいみんな上達していて驚くほど。特に母上役の中山くんなんて元々かなり上手かったのに、これは今後も修行してミュージカル俳優のカテゴリー目指すぐらいはあるよ!全然ある!!もっとよしくんのお歌聞きたい!!!あとたかしのパート増やせって言ったろ!!!!(言ってない)

あと今回ヤバかったのが山浦徹さん演じる犬ですね。ビジュアルからして露骨にアレなんですけど、なぜかパンフレットに後から犬の部分のみシールを貼って完成させるスタイルだわ、ガチで日本語しゃべらないわ(心の声は録音)、振る舞いはやりたい放題だわでほんと笑った。花道から登場するときに後列にちょっと吠えるのはずるかった…。やたら磯兵衛の首筋に噛み付くのはクラウスネタでいいんですよね!? でもノーム人間だから噛まれても…いやどうなんだろう、人間がTRUMPに噛まれたらもしかして死ぬんじゃなくて不老不死のヴァンプになったりするんでしょうか? もしそうだったら少なくともソフィとあんな別れにはならなかったわけで、でもそれはそれでどうなんだっていうかウルから逃れてもクラウスにお片づけされそう…つらい(繭期並感)45歳にしてきぐるみ(山浦さん曰く狂戦士の鎧)着用で20代前半の若者たちと同じダンス、お疲れさまでした。

 

以下呪詛。特に読む必要はございませんが露骨な金儲けアレルギーなので察してほしいですすみません。

今回物申しておきたいのが誰だか知りませんが偉い人のやり口ですね。まあ1億歩譲ってスタンプカード制はいいわ。いいとするわ。よくないけどな。でもそういうの早く言えよ。10月20日からの公演なのに10月7日に発表って遅くないですか? 普通こんなもんなんでしょうか。搾り取りたいなら搾り取りたいでもっと早く言ってよ…。少なくとも私は調整できなかったよ。2公演行くんだから正直あと1つ増やしたわ増やせるもんならな! スタンプカード自体正直ムカつくっていうかガッカリだけどどうせやるなら気持ちよく貢がせてくれよ!!

 ハァー言いたいこと言ったわ! 追記ネタバレ的な何かです!! 

 

今回はけっこうキャストの入れ替えがあって、初演のキャストが好きだったのでけっこう気持ちが乗らないところもあったりしたんですが、いざ見てみると違う魅力があって非常に楽しめました。特に中島なんかそうですね。星璃くんのほんわかスマイルが好きすぎたので誰のどんな演技でも自分の中ではアレかもなーと思ってたんですけど、納谷くんの中島は元気というかやんちゃというかでまた別のかわいさがありました。星璃くんだと「3日でギブさ☺」って感じだったのが納谷くんだと「3日でギブさ(キリッ」って感じ。結局はどっちも大好き。

他にキャスト変わったチームだと竹下くんの半端ですね。ゆうほくんがかわいかったし竹下武蔵が面白かったのでこれもちょっとモヤモヤ案件だったんですが、竹下健人歌うめーーーーーな! 喋ってるときから露骨にエエ声だし、フレーズの語尾の伸びがすっごい気持ちいい! 武蔵は全然ソロパートなかったのでソロ曲のある半端への配役は素晴らしい采配だと思います。竹下くん、もっと歌うたおう。あと火遁の術のときに死にそうな顔になってる竹下半端がかわいくって好きです。竹下くんは今回多数のゲストの無茶振りに対応し続けることで何かしらのレベルが上がってそう。

初演ではその竹下くんが演じていた宮本武蔵役はザ・プラン9のお~い!久馬さんに。竹下武蔵とは打って変わっておっちょこちょいというかふわふわしているというか、それでいて笑いに貪欲すぎる、説明しづらいんですがめちゃくちゃ面白いキャラクターでした。らんくんの爬虫類顔イジるのやめたげてよぉ! 個人的に好きなのは千秋楽でやってた大八の歌パクるやつかな。大八も今回はSTAR☆JACKSのドヰタイジさんによる客演でしたが、ソロの新曲は意外にも(?)真っ当にかっこよく、笑いの面では武蔵との絡みが面白い一粒で二度美味しい感。

キャストそのままの面々はわかりやすく演技のブラッシュアップ、歌唱力の向上が感じられました。最初の方にも書いたけどほんとよしくんはこれからも歌を続けてほしい。ロングトーンしっかり安定させてもうちょっと技術つけたら絶対もっといけると思うんですよね。他のミュージカル出てくれ。たくやくんもすごく良くなってたけど絶対もっと伸びる。あと先生役の川下さん歌うまいですね(無知)、ライブ版マザーアースしゅごい…。

 

既存の曲でより好きになったのは「キテル!キテル!エレキテル!」ですかね。らんくんの歌も劇的に聞き取りやすくなっていましたし、コーラスの効果ですごく聞いていて面白いサウンドに。ちょっとケロケロした感じというか。コーラスどうこうで言うと「いざゆかん高尾山へ」もリッチになっていて良かったです。今回は藤戸くんがコーラスつけるのに関わったそうなんですが、ほんとPatchは得難い人材を得ましたね(ひいき)。

藤戸くんと言えばサヤーテにも新曲ありましたね。前説というかなんというか。ワイングラス投げつけるフリは初見は前列だったしわりとビビった。しかし本当に藤戸祐飛はおいしい奴というか雰囲気持ってるしおいしい役どころを振られてやりきる度量と技量が!あるな! 猫もめちゃくちゃ面白かった。かと言ってギャグキャラってだけではないのは既に見せつけられていますし、相変わらず一番今後が気になるメンバーであります。でも筋肉はもうちょっと頑張ってほしいw

 そして新曲と言えばマザーアース! マザーアースほんとたまんないです。曲というかサビ自体めちゃくちゃ壮大なんですが、その壮大さを実現させるアップした歌唱力(と人数)。「母上の愛」に並ぶガチ曲か。これはほんと前列で観てると呑まれちゃって印象深いです。ライブ版だともうサビが一種宗教のような何かだった気がする。でもライブ版だと「モンスター」が若干埋もれて薄くなる悩ましさ。母上の愛も、というか磯ミュ自体そうなんですけど、ガチであればあるほどネタとしての威力が高くなるっていうのがミソであり彼らのパワーですよね。全力投球だからこそ隙のない面白さが生まれ、我々もノることができるんですよ!!!!!(力説)

あとはOPとEDも新曲。ノリの良い曲で楽しめましたが初演のOP完全削除は寂しいよ和な感じで好きだったのに…ISO LIVEでやってくれるかなって多少思ったけどそんなことはなかった…。あ、ライブはそれ用にアレンジとか替え歌とかしてて面白かったです。サイリ買えなかったからずっと動画撮ってました。どうでもいいけど特にサヤーテとかの衣装見て某フェストゥムダンサーを少し思い出した。

 

あとゲスト。私の行った回は月曜夜がサンシャイン池崎さん、火曜夜(千秋楽)が新人ホストの檸檬さん。檸檬さんカテコまでちゃんと檸檬さんの体だったのはおっと思いつつも若干残念だったかもしれないw 半端というか竹下くんがひたすら無茶振りされるんですけど、素でワタワタしつつも(そこが面白いんだけど)しっかり切り返していて楽しい時間でした。

しかし檸檬さん先生に全く攻撃せずに客を口説くわ、サイン入りレモン(とみかん)を配るわ、竹下くんのリアル妹さんの写真と携帯番号を晒そうとするわ、なぜか竹下家の鍵を持ち出すわでキレッキレでしたね。後から考えてみると竹下くんが家の鍵をなんか長いヒモかなんかにつけて持ち歩いてるのがちょっとカワイイ。でも甘い言葉のターンは若干照れが見えたというかフワフワしてた気がする。ホストちゃん本番までに頑張ってほしいでもそんなこと頑張ってほしくないクソファンの心。あとはゆうほくんが物販に立ってたので露出狂行きました宣言してきましたってだけのどうでもいい話ですすみません。

 

そして今回が最後の舞台になる村川リーダー。今回もキラキラの笑顔で本当にかわいかったし癒されたし、千秋楽でのあいさつもしんみりさせず明るくやってくれました。高杉くんめちゃくちゃかわいい。今回はどっちかと言うと中島に絡みまくっておられましたね。めきゃれなかった後の犬との絡みが特に好きです。おしっこかけられたのに消火してもらったことに感謝するだけなのマジ最高だと思う。一応年内までということで、来月のイベントもありますし、また年末に何か書こうかなと思うのでここではアレなんですけど、リーダーのことが大好きです。私は1年半しか役者としてのリーダーを見ていることができませんでしたが、リーダーがいなければ今こうしていなかったかもしれません。寂しいですがこれから先の活躍と、あとほんの時々でいいのでできれば顔を見せてくれることを祈って!(煩悩)

 f:id:hinoyui:20161026113241j:image