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ひっつきむし(独断と偏見による)

いろいろ好きでゴメンナサイ

舞台「闇狩人」に行ってきた

演劇 高杉真宙

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原作がそもそも1987年~90年に連載された漫画ということなのですが、良くも悪くもというか、良いも悪いもなく全力で古臭いなあというのがまず感想(現代の技術プロジェクションマッピングが駆使されているにも関わらず)。もはやこれがやりたくて原作選んだんじゃねーのレベルで、クオリティは高かったしストーリーも悪くなかったと思うのですが、私は最初から最後まで笑いを堪えるのに必死でした。けなしてるんじゃないんですよ。ただ私が悪いんですよ。私には真面目に観られなかっただけだから…。

年代設定的には連載当時、昭和の終わり頃。法では裁かれない悪を裁く男たち、闇狩人がいた…的なやつですね。もうここから悪い意味でニヤニヤしてしまいます。すみません。メインの登場人物としてポスターの五人が紹介されているのは知っていたのですが、この五人が殺し合う感じなのかなと思ってたらそんなことはなかったですね。普通に丸山敦史くん演じる皇静馬がラスボスで他はなんとなく仲間的なやつでしたね。裏の仕事的な雰囲気出しまくってるわりに闇狩人同士って仲いいんだなって思いました。少年漫画だからかな。

舞台演出も大掛かりに動いたりプロジェクションマッピングが凝っていたり面白かったですし、ストーリーもえっと思わされる(いい意味で)ところがあったりして飽きませんでした。売りの殺陣も盛り沢山でかっこよかったですし、終盤ではそれぞれに多対一の見せ場を用意してくれていたのが特に嬉しいところですね。

ネタバレ感想は一応たたみます。だいぶ茶化してるのですみません。

 

・間武士(高杉真宙

推しを観るために土下座し、推しの真実を知っても守りぬき応援を続けるドルヲタの鑑。普段は予備校生ですので、年齢的には真宙くんと同じくらいでしょうか? 表の姿の丸メガネが新鮮で、意外とアリだなと思いました。東京公演あたりのオフショットでは髪がくるくるでしたが今日観に行ったら普段の真宙くんな髪型だったのはなぜなのでしょうか。首元がモコモコしてるのがカワイイ…というか秘密のある人っぽくていいですね。でもその方向で行くと最も本心を表したシーン=Tシャツ御開帳になってしまうんだなあ。思ったらギャグシーンって全体でもあれぐらいか。

何度か夢を見たりして取り乱すようなシーンがありましたが、真宙くんのああいうお芝居はやっぱりすごく好きです。超好み。私のベストミッチはニーサンの幻を見てた頃なので。ビジュアル的にも落ち着いていて綺麗なタイプなので、武士のような影のあるキャラクターはよく似合いますね。最近えらくアピってくる筋肉は露出が少ないため目にすることは叶いませんでしたが、ご飯ちゃんと食べてトレーニングに勤しんだだけあって、アクションも頑張ってるなあと。TRUMPのときより進化してる感。最近ほんとガッシリして男らしくなってきましたよね真宙くん。

ストーリーの中では静馬に勧誘された後、他の三人と違って決断できない中、優と出会うシーンが特に好きかな。優は武士関係なく今までにあったことを仇の死を経て乗り越えることができたんだけど、そこに迷っている武士が…というのはベタながら良いと思います。でも「今回は自分のためでもある」って一万円だけ取ったら後の二人が一円も貰わなかったのでなんとなくカッコつかなくなっちゃったのはドンマイ! あるよなそういうことって!

最後は大学に受かったのか、あるいは漫画家の道を選んだのか、ご想像にお任せしますというところでしょうか。闇狩人の仕事自体は辞めてそうな気がします。でもね、「闇狩人」って単語が常用されるのにやっと慣れたところなのに最後に「ダークハンター」とか言い出されたのはさすがに不意打ちだったかな…。

終演後あいさつではコメントを順番に振ると見せかけて流星くんに代わりに言わせただけだった真宙くん、面白かったけど逃げないで頑張って\(^o^)/ でも「こういうのほんとに苦手なんですよねっ…」ってはにかんでた真宙くんもかわいかったから困る。とりあえずあいさつ上手にできるようになるといいですね。

 

・我竜京介(横浜流星)

個人的にはこの人が腹筋ブレイカーすぎて非常につろうございました。イケメンでキザでチャラくて有能でなんでも知っててかっこよくてそれがビジュアル的にも振る舞い的にも完璧なんだけど、完璧すぎてなんかもう面白くてたまらなくて…ごめんね…。でもハケるたびにロングコートバッサァするのはかっこいいけど普通に面白いからやめてね…。あとなんで最後バラ壁に挿したん?

基本的にはわりといいやつで、風変わりながらも己を持っていてかっこいいキャラなんですが、どうも女絡みが真面目に考えてるとそもそもお前が悪くね?としか思えないんですよね。クスリに走った理由が京介がらみでさえなければいいんですが、死んだ後に「そういう弱さもひっくるめて好きだった」とか言われてもわかってたならもっと大切にするかキッパリ別れたらんかいとしか。決戦では何回もこいつ死んだなと思ったんですが生き残った上になんとなく手持ち無沙汰っぽかったり本当にジャングルに行ったっぽかったりするのは笑った。

残念だったのが普通にけん玉するところが一回しかなかった上に私の観た回ではどうも失敗してたところですね。もうちょっとヒカリ時代に培ったがニンニンメンバーに負けたけん玉技を見せてほしかったな。まあヒカリって言うほどけん玉してませんけど。それとカメラ姿がかっこよかったのでもうちょっと見たかった。というかこういう風に書くと叩きまくってる感じですが、京介さんわりと一番好きですよ。やたらと報酬を等分しようとするようなところが特に。あとウソのセンス。なんなの歴史の謎を解きにジャングルにって。

真宙くんにさせられたあいさつでは北九州公演を京都公演と間違えていらっしゃった流星くんでした。カテコでハケるときに何回も真宙くんと背中ポンポンしてて仲よさげでほっこり。

 

・三枝将(鈴木勝大

突然一曲キメてきたのはかっこよかったけどちょっと面白かったです。しかし本ビジュアルでの会見でなんだこの白塗りブスはと思ったんですが、本番では若干マシってくらいでなんかこう微妙でつらかった…。そのヘアメイクはイケメンな素材を全く活かせていないどころか完璧に殺してるからやめろ!!仮ビジュアルのままで良かっただろうが!!!なんで金髪にした!!!

三枝さん自体は気持ちのいい男で良いと思います。ファン愛や、プロ意識というか請け負った仕事への向き合い方がかっこいいですね。でも真実を知る的なストーリーの運びに入っていたのにも関わらず社長とマネージャーを瞬殺しちゃうのはどうなのかな。捕えて尋問とかした方が手っ取り早かったのでは。あと生きてたのにはビビった。殺陣の構成的には三枝さんVS暗殺四天王(このネーミングとあのビジュアルほんと笑った)が一番好きかも。武器奪ったりするのって好きなんですよね。演出も凝っていて面白かったです。

勝大くんはカテコで並ぶ時なんかにもちょっと斜め重心だったり、本編の外でも三枝将を意識してる感じが素敵でした。

 

・陣内力(荒井敦史

たいへん爽やかにホームレス宣言してきたのには笑った。相手にしっかり目を合わせて話を聞いたり、言外にもいい人ぶりがにじみ出ていて好きです。武士に対してはちょっとお兄ちゃんっぽい感じなのもイイ。死んじゃったけど元々死に場所探してるとか言ってたからまだマシな方だと言えなくもないのか? 三枝が生きていたのでまさか陣内もあの有様で生きてんのかよと思ったら普通に死んでたので逆にちょっとがっかりしちゃったりしてなんか悔しい…。

原作では空手+濡れ手ぬぐいで戦うということらしいんですが、濡れ手ぬぐいはちょっと再現が難しかったんでしょうか? 居住まいがドッシリした感じで、正統派な格闘技キャラはかっこよかったけど定規・けん玉・ピックと並ぶとなんか普通だよなあ空手って。他の三人と比べると普通さが個性って感じではあるんですが。

 

・皇静馬(丸山敦史)

似合いすぎててこのままのビジュアルでヤクザものに出たらいいんじゃないかなって感じ。堂々としていて偉そうでかっこよかったです。無意味なロン毛いいと思う。他の人物が話しているシーンなんかでも微動だにしないのが大物っぽい。武器は普通に日本刀ですが、犬養に鞘を持たせて抜くのがとても好きです。なんかエロい。

この人は一応日本の未来のためになら強引な手も使うという説明はしてくれていますが、どうしてそうなるに至ったのかっていうのがわからないせいで、どうも絶対悪とかやたら生命力が強いラスボスとかの装置的な役割から抜け切れていないような。ビル爆破する意味もわからないし。闇狩人たちが簡単にでも動機を語られていたので余計にそう思います。そう言えばやめろって言ったらやめてくれる犬養さんってめっちゃいい人だな。犬養さんなんか皇さんに殺されちゃいましたけど…京介曰く用済みということでしたが、あれって用済んでたの?

 

・入江優(稲垣成弥)

日常の象徴的なキャラクターですね。どこまでも普通で、普通のいいやつ。あんな現場を見ても、むしろそれでしっかり乗り越えることができたのはすごいと思いますが。武士の項で挙げた好きなシーンのことなんですが、ここで優はちょっと武士の抱える事情について何か知ってるとか、少なくとも武士の迷いには気付いてる風に見えるんですよね。言葉では勉強か漫画かそろそろ決めろよくらいにしか言ってないんですが、ちょっと何かこもってる感じが良いなと思います。

というか稲垣くんって今回で初めて知ったんですが、背が高いんですね。190センチ近いとか。真宙くんはスタイルがいいのと、顔の系統的にそれほど背が高そうでもないのとで単体だとそこまで見るときに身長意識しないんですが、やっぱりここまで大きい人と並ぶと小さく見えますね。チケット掲げられてピョンピョンしてるところ最高に可愛かった。本当に稲垣くんの掲げた手に届いてなかったな…。

 

・神埼いずみ(森田彩華

衣装が素敵ですよね。いかにもあの辺りの時代のアイドルにありそうな感じ。「歌がうまくなった」っていうのが伏線だったのにはなるほどなあと思いました。個人的にはヒロインがいるということすら知らずに行ったので(前宣伝でもメイン5人のことばかりだった印象)、後からもっとちゃんと最初から注意しとくべきだったかと…やっぱり調べることは調べておくべきだった。

真相を明かす気になった理由としては兄が死んでしまったからということですが、なんというか電話や手紙くらいできなかったもんなんでしょうか? そこまで監視とかキツかったのかな。まあ森野さんも下がってろって言われた割になんかアレでしたけど。皇とかこの人については突っ込みだすと若干キリがない気がする。

 

内容あんまり興味ないなと思ってチケット1枚しか取らなかったんですが、思ったより楽しめたけど2枚以上は取らなくて正解かなーという感じ。とりあえず直前になってからトークショー情報とか出すのはやめてください卑怯でしょう。よくあるけど。