ひっつきむし(独断と偏見による)

だいたいゲームの感想です

「TRUMP」大阪公演大千秋楽(TRUTH)に行ってきた

終わってしまった、というよりは終わったなあ、という気持ち。行く前は終わっちゃう!!と思って悲しくなっていたんですが、ボケ倒した上で気持よく締めてくれたせいか、たいへんスッキリしております。やっとポスターを貼りパンフレットを読もうという気になれた。

 やっぱりLILIUM、SPECTER、Dステ版のネタバレ注意。意見を翻しまくっている自分がつらい。

 

 

とりあえず忘れない内に大千秋楽記念ありがとう仕様キャストパレード(うろ覚え)について。今からありがとう仕様でやるよ!落ち着いた曲だから盛り上がらないかもしれないけど勘弁してねという趣旨のナレーションが入り、誰かが「ありがとう」とかなんとか叫んでから始まったのでどんなボケ仕様になってるんだと身構えたのですが、群舞部分はそう変わらなかったですね。

最初の群舞が終わって各ペアで出てくるところでそれぞれ一言ずつお礼。特に最初の方の人たちはお礼を言いつつポーズも決めつつ拍手も受けつつタイミングを合わせるっていうのが大変そうだったw というか歓声と拍手でほとんど何言ってるか聞こえなかったんですが。武田くんが「最高の相方です!」って言ったらしいけど聞こえなかったよ…。

だいたいは元々のフリをやりつつお礼の言葉だったんですが、武田・陳内ペアは肩組んで出てきてハグしてました。優しい世界。突き転がしつつ「ありがとうございます!」だったら逆に爆笑だったと思いますけどw

そして曲が終わって暗転、からのいきなりジョルジュとモローの登場シーンに移行。ジョルジュのー!ギャグ!ベストセレクション!と見せかけてまさかのモローのギャグベストセレクション。今日は手を抜いていたらしい(久保田さん評)モロー役森下くんが無茶ブリを受けて発表。やっぱり私もライザップ551が好きです。

あとジョルジュのギャグでは上手と下手のやつと、今日の「僕らの街のリーダーは、イケメン、天パ、32♪」かな。もう笑いを堪える努力を全く放棄した高杉くんと早乙女くんがかわいらしかったw ジョルジュとモローの「イエーイ!」に無理やり混ざろうとする→からのビンタな早乙女くんには笑ったけど。

 そしてさらにWアンジェリコフィーバー。これには普通にキャーとか言ってしまった…。Wアンジェリコ様が長々と客席に降りていて、もう2階席の私は歯噛みするしかございませんでした。羨ましかった! ソフィとウルがWアンジェリコ様とジョルジュ&モローに混ざってポーズしてたのもかわいかった。上とかで見てた人たちも最初ダリちゃんセンターだったのにいつの間にか一番いい位置をキープしてはしゃいでいる武田航平がそこに!

 その流れのカテコだったか、なぜか早乙女くんと一緒に真ん中にハケる武田くんと一緒にソデにハケそうになって陣内くんに背中押されて笑いながら真ん中にハケる真宙くんがかわいかったな。

その後2回ほどカテコがあり、予定はなかったそうですがちょっとした挨拶が。メタルさんに振る末満さん→メタルさん「もう主演二人は年齢的に僕と達也さんの子供でもおかしくない」→主演二人にパス。早乙女くんと真宙くんの挨拶は何か特別なことを言っていたわけではないのですが、お疲れさま、という気分になりました。

締めて、と言われてコソコソ相談する二人(けっこう長い)がかわいかったんですが、「本日は」「ありがとうございました」(だったかな?)と二人で分けて言う予定が早乙女くんに続けて元気よく「ありがとうございました!」と叫んでくれた山本さん(素だったのかわざとかw)によってブチ壊しに。2回めは悪ノリしたメタルさんに「ありがとうございました」を被せられ、3回目でようやく普通にやらせてもらえたという。

最後に4人で出るとき、めちゃめちゃ優雅なやつを決め、キラキラの笑顔で客席に手を振りまくるも頭下げたままの3人に気が付いて慌てて普通にお辞儀する武田くんには笑わせてもらいました。そう思うとちょっと締まってなかった気もするけど可愛いのでいいと思う。

というか今日の公演で、おう輪廻閉じたな、と思いながら見守っていたのですが、なんか昨日の夜のTRUTHでもう輪廻閉じてたらしいですね。驚き。T→Tっていう流れおかしくね?とは思っていたんですけど公演数の関係かなと個人的には納得していたので。とはいえ末満さんがそんな半端なことをするわけがなかったということか。東京→大阪M→R→Tでひとつの「TRUMP」という作品の輪廻は閉じて、千秋楽Tは輪廻せず物語は続く、という感じですかね。とりあえずデリコ家関連はよ。

 

・ソフィ(高杉真宙

 静かで意志が強くて孤高の、王道を行くソフィ。早乙女ソフィは虚勢を張りつつ内実はナイーブというタイプなんですが、高杉ソフィは何につけても自然体っぽい。嘘とか裏とかがなさそうなんですよね。基本的に喋っていることが本音で、嘘の必要なんて感じていないような(「友達じゃない」以外は)。だから早乙女ソフィが引っかかってしまう謝るシーンなんかでもスルッといく。

「繭期のせいだ」という台詞でも早乙女ソフィは自分に言い聞かせているような感じ、高杉ソフィは普通に感想っぽい感じ。高杉ウルが虚飾の塊だったことを考えても面白いなと思います。あと「永遠なんてクソ食らえだ」が早乙女ソフィは罵倒している感じがあったのだけど、高杉ソフィはただそう思っていそうな。

 おっと思ったのが、クラウスの前で立ち上がるのが早乙女ソフィに比べて異様に早いんですよね(たぶん)。その後もしっかり立ったまま、クラウスと見つめ合っている。明らかに早乙女ソフィの方がメンタルは弱いんですよ。高杉ソフィは素直に強い。ここはそういう話でいいんだろうか。

老賊、少女への語り口調は早乙女ソフィに比べて得体の知れなさは薄いなと思いました。どちらかというと高杉ソフィの方が(特に少女に対しては)ちゃんと相手に向かって話している感。

あとどうでもいい話、高杉ソフィはビジュアル的にすごく工藤ファルスっぽいのがいいですよね。だからLILIUMにつながるソフィは高杉ソフィなのかなあとか思ってしまうくらいw

 高杉ウルが面白い話で笑っていてもそんなに違和感はないんですけど、今日の教養のあるお話でそれまでクソつまんなそうにしていた高杉ソフィが急に笑い出してあっ高杉真宙笑い堪えるの苦手なんだなって…。昨日も笑っちゃってましたしね!ほんとは笑っちゃいけないところでね!まあ教養のあるお話は萬里も笑ってたしたぶん笑っていいところなんでしょうね。

 

・ウル(早乙女友貴

 このウルは高杉ソフィの王道に対してものすごい邪道だと思う。でも一番好きになったウル。まずあんな荒っぽいキャラクターがスタンダードなウルっぽくはないと思うし、とにかくこのウルってソフィが大好きすぎるんですよ。ウルって基本的には自分のことで忙しくて、ソフィに好意はあるけど色々と複雑なキャラだと思うんです。でも早乙女ウルはそれをぶち破ってきた!すごく面白かった!

高杉ウルの嘘つき自己中っぷりが王道だとは思わないんですが、早乙女ウルはとにかくストレート。高杉ウルがふざけて誤魔化してしまうところを普通に、あるいは熱っぽく語るんですよ。なんというかこのウル、頭おかしそうなところが薄い。気持ち悪くない。あとなんか大型犬っぽい。

早乙女ウルはなんか最初はキッチリした格好だったのがいつの間にか髪は振り乱し上着はどこかに置いてきているのがたいへん好きです。本音を隠したがる高杉ウルに対しててらいのない早乙女ウル、というイメージに一役買っている。

 高杉ウルより態度悪いのに高杉ウルほど暴れないのも面白かった。さすがに「俺は君であり君は俺なんだ」の引きずられて退場していくところは大暴れだったけど、ダリちゃんに対面するまでの流れでは離せよとか言ってるわりに大人しくて。ここ髙杉ウルだったらとにかく大暴れですからね。全力で逃れようとする。

「ソフィがクズだったら俺(僕)はなんなんですか」は高杉ウルはわかりやすくキレるんだけど、早乙女ウルは押し殺したように呟く。態度が荒いのでちょっとしたことで怒鳴ったりするのはむしろ自然なんですが、案外ガチギレすると冷えるタイプなのかも。それかナイーブなあまりか。後半は完全に度を失ってしまっているのでアレなんですけど。

高杉ウルが「うわあああああああああ!!!」って叫んでダッシュでいなくなるところを無言で歩いて去っていくあたり、好き。あと早乙女ウルで好きなのが倒れて以降ずっとフラフラなところです!

 で、早乙女ウルはすごくソフィが好きなんですよ。まずめっちゃちょっかいかける。とにかくつっつく。絡みすぎてソフィに窘められる。かわいい。こういうシーン、高杉ウルはとにかく私語しちゃうタイプな感じなのですが、早乙女ウルはなんだか知らないけどソフィをつっつくんですよ!かわいい! グスタフにソフィが突き飛ばされるシーン(なぜか武田くんのケツに頭から突っ込むソフィは笑った)、ソフィを受け止めたはいいけどその後抱きしめて離さなかったのはなんなんですかね…。TRUMPの話にそっけなくされたり友達じゃないと言われればわかりやすく落ち込むし、とにかく早乙女ウルはストレートだしソフィが好き。

 でもそんなかわいらしい好きでは終わらないのが早乙女ウル!

クライマックス、二人が短剣片手に取っ組み合うシーン、高杉ウルは早乙女ソフィに手を伸ばされて、それで打ちのめされて戦意を失う。早乙女ソフィは高杉ウルが大好き。そして基本的に片思い。ウルの崩壊が始まってからは片思いっぷりが浮き彫りになる。で、たぶん高杉ウルはそこで初めて自分がソフィを本当に好きで友達になりたかったことを知るんですよ。だからもうソフィに何もできない。崩れ落ちてクラウスに手を伸ばすしかない。

一方、力尽きてまともに手も伸ばせず意識を失ってしまう高杉ソフィ(実質ノーアクション?)を見て、早乙女ウルはピタッと手を止める。苦しげな声を上げて、短剣を持った手をもう片方の手で抑えて、倒れて叫んで、そうやって戦うのをやめてしまう。早乙女ウルは自分から戦いをやめて、ソフィを排除しないままクラウスに懇願することを選ぶんですよ。もうこの子はなんて意志が強くてなんてソフィが好きなんだろうと。一幕でも早乙女ウル面白いなあとは思っていたんですが、ここで死ぬほど好きになった!大好き!

 

 

・クラウス(陳内将

 なんか一昨日と全然違ったんですけど…。「陣内クラウス」という言葉でまとめられなくなって混乱しております。少なくとも今日のクラウスはアレンに怒ってるなとは思わなかった。基本的に悲痛な感じか。悲しんでいる、苦しんでいる感じがより強く出ていたのかなあ。

ここは残念なことにMARBLEの記憶がほぼないんだけど、REVERSE武田クラウスはソフィに拒絶されて悲鳴を上げて倒れる。その後のなんやかんやも立ち上がれないまま見ている。今日のクラウスは数歩後じさるけど、そのまま立っていました。武田クラウスは傍観すらしていない感じがあって、アンジェリコの絡みも誰も見てないんですよ。でも陣内クラウスはその辺りでずっと、じっとソフィだけを見ている。ソフィとウルの戦いでもソフィだけを目で追う。

やっぱりソフィすら見えていない武田クラウスに比べると陣内クラウスはまだ現実認識能力がある気がします。陣内クラウスはわかりやすく狂っているんですけど、それこそ狂ってるっぽい方がまだ狂ってないというかなんというか。

あとやっぱり、陣内クラウスはソフィを咬んだ後、別に嬉しそうじゃないですね。さすがに「星に手が届いたよ」では笑っているんですけど、他は呆然としたような。比べて武田クラウスのやりきった感ときたらw ラストではMARBLEでは笑っていたけど、今日はなんとも言えない顔でソフィを見下ろすのみ。ここ解釈に困るんですよね。そもそもあれが本当にそこにいるのかいないのかは個々の想像にお任せします、らしいですしもうなんとも…。

ソフィの見た幻だとするなら、それぞれのソフィから見たクラウスということになるんでしょうけどね。本物のクラウスなら、今日のクラウスはソフィを咬んだことに複雑な感情があると思うので、それがそのまま出ているとか。MARBLEのクラウスはもっと狂気が迸っていたから狂気の笑み、とか…難しいなあ。クソ適当に書いてる。

そう、今日のクラウスはすごく苦しそうだったと思うんです。陳内クラウスはそもそも苦しんでいるとは思うんですけど、なんだかクライマックスに至っても狂いきれないような。「今度こそ永遠の命を望むと言え!」の言い方が尻すぼみで、身体も崩れ落ちてしまっていて。星に手を伸ばすシーンでは、MARBLEでは戸惑っていたのが今回は呆然としているような感じだったのが印象的。

今回のクラウスは色々と、頭を置いて口や身体が勝手にやらかしてしまうというか。MARBLEの陳内クラウスにはそこそこ整理がついていたのに今日でよくわからなくなってしまった…クラウス難しい…

 

・アレン(武田航平

 やっぱりキラキラの天使である。ぽやぽやしているんだけどとにかく眩しくてエネルギッシュ。陳内アレンと武田アレンは特に、比べるほどにそれぞれの個性が浮き上がってくるような気がします。

 登場シーン、武田アレンは「ダッシュ!」って言われて「ダッシュ(はぁと)」って返すし、ちゃんと走る。今日は縄梯子降ろして「早く昇れ」なピエトロに「でもこれ曲がってるよ?」「でもすごく曲がってるよ?」って言ってたのがかわいかったです。っていうのは置いといて、陳内アレンはひょっこひょこ歩くだけで絶対に走らないんですよね。ほぼいかなる時も。陳内アレンが走るシーンって加速度的な展開の中で二階部分を走り抜けるところくらいしかないと思うw 武田アレンは勢いとかエネルギーがすごくてその分前しか見ていないし、陳内アレンはゆっくり柔らかいのでわりと周囲を見ている。

 懲罰房での問答でも、武田アレンは普通に口論するんだなあと。やっぱり「出せよ」って言いますね。もうこの辺見てるとこいつ普段はネコかぶってんじゃないかとすらw あと陳内アレンはクラウスが立ちはだかるシーンでぺたぺた足に触るくらいだったと思うんですが、武田アレンはがっつりクラウスの脚を掴みに行く。なんか武田アレンは生気に溢れてますよね。陳内アレンはほんと霞。妖精。

 ダンスのシーンでは、陳内アレンは「やめてください」と言われてやめ、「ずっと一緒に踊る?」と訊く。武田アレンはやめろって言われても引きずり回し続けるし、興味が次に行くまでやめないし、「このままずっと踊ろうか」と言う。最初は可愛い子だと思ったんですけど、比べてみると武田アレンのなんとゴーイングマイウェイなことよ…。いや可愛いけど。

あと星に手を伸ばすときは、陳内アレンはちょっと苦しそうというか、一生懸命な感じなんですよ。武田アレンはやっぱりキラキラ笑顔であった。安心した。

今日も武田航平をずっと見てたんですが、なんか確認になった気がします。モブ早乙女とつつきあうモブ武田はかわいかった。

 

 

ラファエロ(山本匠馬)

 山本ラファエロと早乙女ウルの兄弟、いいですね…。何が良いのかわからないけど良い。いや、こう、わりと気難しげな山本ラファエロと、オープン怒りっぽい早乙女ウル、良いです。急に言葉をなくすけれども。

対高杉ウルにしても早乙女ウルにしても、駄々こねる弟を羽交い締めにするのがなんだか似合ってますよね山本さん。山本ラファエロ×早乙女ウルは程よく仲悪そうで好きなんですよ。田村ラファエロはわりとガチで高杉ウルに嫌われてそう(偏見)。

ソフィに対しては、田村ラファエロは氷のようだというか、基本的にウル以外を眼中に入れようとしないんですね。山本ラファエロは見た上で無視しているというか。あるいは苦しげだからか。ダリに対する態度の違いも好き。田村ラファエロは必死感があるんですけど、山本ラファエロはわりと落ち着いた感じ。

 今日の山本ラファエロは、ジョルジュのギャグの後で殴るのではなくキックをくれてやっていたのが好きです。ほっぺつつかれてキック。ジョルジュの「デリコキック…!」はマジで笑った。デリコ家秘伝!デリコキック! 東京公演では山本ラファエロが笑ってしまっていたとかなんとか聞くのですが。マジなら見たかった。

 

・アンジェリコ(田村良太)

 モブアンジェリコ様歌クソうまい(3回目)。今日は特に最後のロングトーンを伸ばしてた気がするw2階席だとより声が響いて聞こえて気持ちよかったです。

それに教養のあるお話は4回めだという田村さん。16公演の4分の1ってすごいな。ゴキブリは死ぬ瞬間に飛べることに気付くしIQがめちゃくちゃ上がるんだよと教えてくれました。千秋楽にふさわしいお話と題して…。

 二度目でも田村アンジェリコ様はかわいらしいですね。上から目線大好き。ジョルジュ&モローへの態度がこう、イェーイ!な二人によしよしする田村アンジェリコ様、好き。一緒に肩組んでイェーイ!って踊り狂う山本アンジェリコ様も微笑ましくて好きですけど! 山本アンジェリコ様が二人と悪友なら、田村アンジェリコ様は愛すべきご主人様。上に立つ(物理)。こう、モローが後ろからケツを支えてるのが好きです。要らなそうなところが好き。あと今日の田村アンジェリコ様がクズクズクズクズ!でむせてたのが最高にキュートでした。整えて続けるアンジェリコ様!

 しかし田村アンジェリコ様は断末魔にラファエロの名前を叫ばないんですね、やっぱり。愛が足りないとかいう話ではないと思うんだけどこの差はなんだろう。REVERSEでは確認していないのでわからないんですが、今日見ていて、ラファエロが死ぬシーンで炎のアンサンブルに加わらず、促されるまでその場を立ち去ろうとしないアンジェリコ様に気が付いて泣きそうでした。どっちにしてもアンジェリコ様はラファエロが大好きなんだと思います。ラファエロが目を潰されそうになるところで一向に顔を逸らさないのは、何か過去のせいだったりしないだろうか。

 

・萬里(平田裕一郎

 やっぱり平田萬里は臥萬里になろうとした、なりきれないノームだしおっさん保護者オーラある。24だけど。平田萬里は「友達はいないのか」って訊くところがすごいなんていうかもう、質問そのものの内容も相まって親戚のおじさん。からかうようにするのが、大塚萬里がお兄さんだとするなら平田萬里は親戚のおじさんなんですよ!と言いたい。

どっちの萬里もソフィへの愛情たっぷりで、知ってる方からしてみればダダ漏れなんだけど、漏らし方がなんとなく違って良いですね。大塚萬里は露骨に真面目で優しくなるんだけど、平田萬里は押し隠そうとしたものがにじみ出ているような。

 そういえば年齢が明らかなのってソフィと萬里だけでしょうかね。ちょうど10歳差の義理の叔父と甥。萬里はソフィがいることを知っていてクランに来たとは思うんですが、それまでもずっと所在は知っていたと思うんですよね。というかソフィが養護院に送られてから特に場所を移ったとは思えないので。様子は知らなかったなら知らなかったで、どこにいるかはわかっている甥っ子がどんな風に育っているのかわからないまま心配し続けて…な感じだったら悲しいし、知ってたなら知ってたで、成長を見守ってたんだよなあと思うと悲しい。どっちにしろ悲しい。

やっと出会えたのにあの速度であんなシチュエーションで別れるの悲しいですよ。最期まで「転入生」としか呼ばれないし。せめてソフィがあの後何らかの形でノームの本当のことを知っていてほしい。それはそれでソフィが悲しむだけなんだろうし、ノームも望まないんだろうけど。

 

・ピエトロ(大塚宣幸)

 今日はピエトロを見ていて、アレンが這って進もうとするところが一番キました。なんだかよくわからないけど正座してるんですよ大塚ピエトロ。正座してアレンとクラウスを見守っていて、手を組んで祈ったかと思えば顔を覆ってしまう。

生真面目で情が深くて、生真面目がゆえに自分の中のアレンへの愛情に押し潰されてしまうのが大塚ピエトロなのかなあ。あのアレンだと完全片思いっぽいのがつらいんだけど、対陳内アレンがあったならどうだっただろう。ヘタに友達扱いされた上で捨てられる方がやっぱりひどい気もしますけど。

 あと、ピエトロ関係だと、あまりにも遅まきながら今日初めて気付いたんですけど、アレンが殺されるシーンで「まだ一匹いたぞ」って言われてるんですね。あれってもう、あの時にはピエトロは殺されてたってことなんでしょう。思いっきりとばっちりで殺されてしまうピエトロなんですけど、当然ながらアレンを捜している途中だったんでしょうね!(憤死)アレン罪深すぎないか本当に。大丈夫か。

 

 

・グスタフ(岡田達也)&ミケランジェロ吉田メタル

 吉田グスタフが軍人なら岡田グスタフはヤクザ、岡田ミケランジェロがオカマなら吉田ミケランジェロはプロのオネエ。「ぬいぐるみにしてやったわ!」→「そんなことができるのはティーチャーグスタフだけですよ!」があまりにもシュールで好き。

岡田グスタフはプロレス技かけるとかはしないんですね。その代わりに吉田ミケランジェロがお姫様抱っこかましてくれたけど。岡田グスタフ、ダリ卿のお話で三角座りだったのに途中から跪く体勢になってたのがちょっと面白かった。

 

 

・ジョルジュ(久保田創)&モロー(森下亮)

 モロー「問題です! 僕の名前はなんでしょう。1・モロー、2・ジロー、3・タロー」ジョルジュ「金髪豚野郎!」のあまりに美しい流れが好きです。\大阪都構想!/\ビートルズ!/\大阪都構想!/\ビートルズ!/

真面目な話をすると、森下モローの「これが自分の望んだことなのか~」の言い方が好きです。こいつはまずいぜアンジェリコ様ー!

 

 こんな感じかなあ。いつものことながら、アンサンブルの方々の咬んじゃダメー!なやりとりとか好きですよ。もうTRUMP観てても愛だよねとは思うけどホモォとは思わないんですが、ここのホモネタっぷりは大好き。昨日のREVERSEの脱がしにかかるやつとか。あっ自分でやるから…いいけど今日お母さんが来てるから…お尻触るのとかやめて…。

今日は俺5回目、俺はお前とやるの3回目、なお二人が舞台のふちに座って長々とやってくれました。繭期のせいだから!楽しかったんだけど顔と名前がいまいち覚えられなかったのが申し訳ない。

  

ほんと観劇クラスタでもないのに大好きなTRUMPの再演があって、それを3回も観に行けて、幸せな3日間でした。いや本当は昨日の夜公演もめちゃめちゃ行きたかったですけど。ともかく後はパンフレットを読んで、DVDを予約して、まだまだ2015年版TRUMPに浸っていたい。Dステ版を見直したい気持ちもあるんですが、それはまだ置いておこうかなあ。まだ上書きしたくないw とりあえず今はSPECTERを見返したい気持ちが強いかも。ほんと、SPECTERがあっての今回の萬里たちですから。

 本当に考察とか全然まとまりきらないんですけど、なんだか終わっちゃったなあという気持ちで。DVDが出たら細かく見返してまとめていきたいなと思います。それこそ1チャプターごとに1項目書いたりしたい。あとはそう、輪廻夜想が大好きなのでサントラがほしい。あの亡霊じみた登場人物たちのダンスが好きで好きでたまらないんですよね。結局群舞シーンでアレン・クラウスペアしか見なかったので他のキャラもチェックしたい!DVD早く出て!