ひっつきむし(独断と偏見による)

だいたいゲームの感想です

キャラメルボックス featuring D-BOYS 「また逢おうと竜馬は言った」

また逢おうと竜馬は言った (CARAMEL LIBRARY)

また逢おうと竜馬は言った (CARAMEL LIBRARY)

今回はキャラメルボックスD-BOYSのコラボで、D-BOYSから陳内将三津谷亮山田悠介前山剛久の四人がキャラメルボックスの「また逢おうと竜馬は言った」に参加という企画ですね。私はキャラメルボックス初めてだったので知るにあたって良いきっかけになったという感じです。さすが何回もやられている作品だけあって最高に面白かった! 2時間ほどの演目ですが、もう2時間も経ったのかというか、たった2時間だったのかというか、とにかく密度がすごかった。ストーリーもちょっと謎解き要素(?)があったり、次々展開していく感じが面白かったです。

昨日6月18日の神戸公演では、昼がWhite(三津谷亮主演)、夜がBlack(陳内将主演)でしたが、マチソワで観られるのがこの日だけだったのでこの日に。しかし東京公演でもマチソワであったのは1日だけだったみたいですし、やっぱり役者(というか主演)の負担が大きい演目なんでしょうかね。みっちゃんが声潰してて本当に気の毒だった。昼はまだ岡本できてたんですがもう夜が声全く出てなくて。

以下はこまごまと感想です。D-BOYSからの4人に偏りまくりです。

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今すぐショタに目覚めて「私の少年」を読め、いや読んでください

私の少年(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

私の少年(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

 

漫画の広告をクリックするのも基本的にはなんだか癪だし、試し読みでよさそうでも買うなんて悔しい気がする派です。でもどうしても惚れてしまうときってあります。まさにこのパターンでした。

主人公の聡子30歳と、夜の公園で出会った美しい少年・真修12歳。たった一人でサッカーの練習をする真修に、最初はなりゆき的にサッカーを教えることになり、次第に真修と家族の関係の不自然さにも気付き、真修のサッカーチームのレギュラーテストまでだったはずの二人の交流は続いていくことに…的なお話。

いやもともとショタ好きなんですが、どっちかと言うと女性向けなショタというか美少年派で、おねショタって男性向けでしょ?って気もしていました。そんな私にハマる漫画なので、そういう感じな人にとてもオススメです。マイルドに新たな扉開いた気がする。

でもおねショタ要素と同じくらいかそれ以上か、とにかくアピールしたいのが絵の美しさ、真修の美しさです。もう本当に綺麗。すごくすごく綺麗です。とにかく見てくれ。見てもらえればわかる!真修の美しさがわかる!ネットの試し読みでいいから!試し読みでもちゃんと真修を聡子が初めて目にするシーンが入ってるから!

そもそもすごく絵が綺麗で、主人公の聡子も美人だし、元カレの椎川はイケメンだし、真修のクラスメイトの菜緒ちゃんもとてもかわいいんですよね。特に黒髪の書き込み方がすごく好みです。でもやっぱり真修は超美少年で最も美しい存在で、その美しさや感情が強調されるシーンのひとつひとつの本当にハッとするほど綺麗なこと。可愛いなあと思わされる場面もけっこうあるんですけど、やっぱり綺麗に綺麗に描かれているところには負ける。あーほんと、ほんと真修が綺麗なところをどうか見てください…。(ダイマ)

 でもビジュアル的な面を置いといてもいろいろと微妙な年齢で、何かと元カレに振り回されてしまう聡子と、家族とうまくいかない様子の真修とがお互いに響きあって、救いになっていく姿がすごくいいんですよね。真修と菜緒ちゃんの交流も同じく。たぶん真修はわかりやすい虐待とはいかなくてもたぶんネグレクトくらいの扱いは受けていて、でもなのか、だからこそなのか、とても純粋で美しい男の子。ここからそんな真修と聡子がどうなってしまうのか、本当に恋愛まで発展したらちょっと違うような気もしつつ、でもくっついてほしいなという気持ちもありつつな感じです。

舞台「闇狩人」に行ってきた

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原作がそもそも1987年~90年に連載された漫画ということなのですが、良くも悪くもというか、良いも悪いもなく全力で古臭いなあというのがまず感想(現代の技術プロジェクションマッピングが駆使されているにも関わらず)。もはやこれがやりたくて原作選んだんじゃねーのレベルで、クオリティは高かったしストーリーも悪くなかったと思うのですが、私は最初から最後まで笑いを堪えるのに必死でした。けなしてるんじゃないんですよ。ただ私が悪いんですよ。私には真面目に観られなかっただけだから…。

年代設定的には連載当時、昭和の終わり頃。法では裁かれない悪を裁く男たち、闇狩人がいた…的なやつですね。もうここから悪い意味でニヤニヤしてしまいます。すみません。メインの登場人物としてポスターの五人が紹介されているのは知っていたのですが、この五人が殺し合う感じなのかなと思ってたらそんなことはなかったですね。普通に丸山敦史くん演じる皇静馬がラスボスで他はなんとなく仲間的なやつでしたね。裏の仕事的な雰囲気出しまくってるわりに闇狩人同士って仲いいんだなって思いました。少年漫画だからかな。

舞台演出も大掛かりに動いたりプロジェクションマッピングが凝っていたり面白かったですし、ストーリーもえっと思わされる(いい意味で)ところがあったりして飽きませんでした。売りの殺陣も盛り沢山でかっこよかったですし、終盤ではそれぞれに多対一の見せ場を用意してくれていたのが特に嬉しいところですね。

ネタバレ感想は一応たたみます。だいぶ茶化してるのですみません。

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ミュージカル「1789」に行ってきた

フランス発フランス革命フレンチロックなミュージカル、1789を観てきました。やっぱり元々が最近の作品(2012年)なだけあってか、オシャレで現代的な音楽やダンス、プロジェクションマッピングなんかが使われていて格好良かったです。あとベルサイユのセットが豪華な感じで好き。

私が観に行ったのはロナン=加藤和樹、オランプ=夢咲ねね、マリー=凰稀かなめ(敬称略)の回で、加藤くんと夢咲さんと子役の2人が千秋楽ということでした。話題になってるから行ってみるか、くらいの極めて気軽な感じで行ったので(日程的には都合がつきそうな日を選んだだけ)、行ってみたら千秋楽の挨拶始まってびっくりしましたね!(アホ)

フランス革命というメジャーな題材でしかもフランス発ということもあり、こいつは誰で最終的にどうなる的な説明がほぼ一切なくて、やっぱり時代劇(?)を観るときはちょっとお勉強が要るなと思いました。知ってたら絶対もっと楽しめたろうなあ。アルトワ伯とかたぶん初めて知ったわ。バカがバレますが私のフランス革命知識ってほぼ小学生の時に読んだベルばらとマリー・アントワネットの漫画伝記だけなんですよね…。高校では日本史選択だったし。考えてみたら日本の時代劇でも信長の説明とかしませんもんね。 1789はあくまでロナン(とオランプ)の物語で、歴史がどう進んだかとかみんな知ってるよな!!的な波動を感じました/(^o^)\

とりあえず気になったところから言うと、紗幕に映像を投影し、その前で芝居させつつ後ろでは転換、というのが多用されていたんですが、なぜか2幕からやたら足音が気になってつらかったです。音出ないようにするか音楽かぶせてよぉ! あとサイラモナムール(恋人たちがペアになってダンスとかする歌)のときロベスピエールの彼女が急に出てきたのが気になりすぎて集中できなかったのと、ロナンくんが手のひらクルクルしてた理由がよくわからなかった…なんで急にキレるんだよこいつら悪くないじゃん! むしろ頑張ってたじゃん! ついでに棺の前でイチャつくなよ不謹慎だろ!

好きなところ、よかったところ的にはまず登場人物が仲良くしてるシーンはかわいくってニヤニヤできて好きです。なんと言ってもシャルロットが可愛すぎる! ダントンに抱っこされたり、ロナンとおてて繋いでハケていったり、カテコではおいしいところを可愛くキメたり、もうメロメロでした。有能だし。ルイ=ジョセフも天使のようで可愛かったなあ。オランプもなんていうかぼくのかんがえたさいきょうのヒロインかな?って感じで可愛くて強い人で最高でした。好きです。ツンデレっていいよな。

でも革命家3人組とか仲良しでかわいいなと思ってたのに(ロベスピエール+ロナン+デムーランで肩組んで歌うところが好き)、後からWikipediaとか見たらこいつらこの後仲違いしてリュシル含め全員処刑されるんかいと…。どちらかと言うと知っててその無常を楽しむのが正解だったんでしょうけど白目剥きそうでした。

ラマールたち3人組もコミカルで好きなんですが、3部会のパペットからの操り人形演出がめちゃくちゃ好きです。あとラストの退場の仕方が好きすぎる。

ほかはアルトワ伯かなあ。お耽美で美しい出で立ちから繰り出される如何ともしがたい小物&ナルシシストっぷりがグッド。イリュージョンできるし。オランプモテモテすぎない?と思ったんですが、元々はあの歌ラマールの担当だったんですね。マリーも話が進むにつれていい人化していったりしてましたが(白いドレスが美しかった)、オリジナル版ではあんなキャラじゃないらしいしオリジナル→宝塚でかなり改変されてるっぽいですね。実際比べて観てないので良し悪しは知りませんが。

総合的には、歌・ダンス・演出・キャラ立ち・美術は素晴らしかったし好きだけど心情の描写・変化には突っ込みどころを感じる、1幕の方が好き(2幕でテンション下がった)という感じ。ちょっと一言添えてくれれば自然なのに…と思うところが多かったので残念でした。でも再演があれば観に行きたいかな。

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

先日「詭弁・走れメロス」を観に行ったのをきっかけに原作の「新釈走れメロス」に目を通ししたのですが、浅学のため「新釈走れメロス」に収録された短編のパロディ元を山月記走れメロスしか読んだことがなく(教科書に載ってた)、読破をひとまず断念して森見と言えばこれっぽいなという一冊、一緒に買った夜は短し歩けよ乙女を読んでみました。走れメロスともリンクしてると聞いたので。

メロスを観ていても思ったんですが、やっぱり文章がとても好きですね。どうして今まで読もうとしていなかったのかというと、まあ言ってしまえばメジャーなものにあまり興味がないからなんですよね。そりゃ「夜は短し~」とか「有頂天家族」とか「四畳半神話大系」とか、森見さんが売れっ子なのは知っていましたが、だからこそ手が出ずにここまで来たわけです。世間で人気で誰でも知っているようなものを自分が知らないという状態が嫌いで、かと言って素直に触れてみることもできずマイナー(そこまでマイナーでもない中途半端)に逃げるというアレな人間なので…。

話を戻しますと、森見さんの文章っていうのはすごく面白いなと思います。難しげな熟語がポンポン飛び出したり、時に文語調でありつつも軽妙でお洒落で楽しくて、なんというか一言で表すなら芝居がかってるんですよね。だからこそメロスもああいう形での舞台化が合うのか。あんな風に声に出して読みたくなります。

「夜は短し~」は「私」(先輩)とヒロインの「黒髪の乙女」が交互に一人称で語るという形式を取っており、しばしば不思議な出来事に巻き込まれる二人の一年間を描いた恋愛小説。「黒髪の乙女」の非現実的な可愛らしさとちょっと変わった感性もたまりませんし、そんな彼女を「とってもいい子」くらいに受け容れられるフワッとしてユーモラスな人々ばかりの摩訶不思議な作品世界自体が面白く、私としては非常に好みです。

走れメロス」の芽野と芹名が属している詭弁論部、そして芹名と桃色ブリーフ事件も間接的に登場していてニヤニヤしたんですが、「夜は短し~」の登場人物は森見さんの他の作品にも多く登場しているということで、これが沼への誘いなのね、という気分です。そして悪いことに私はそういうタイプの作家さんが大好きです…。リンクしてたりとかスターシステムとか。ということでしばらく森見作品を読み倒す予定です。

京都にて「青春音楽活劇 『詭弁・走れメロス』」をキメる

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)

 

私は正直言って、なんでもかんでも「キメる」などという昨今の風潮は嫌いなのです。しかしあえて言おう、「詭弁・走れメロス」をキメてきた!と!

「ヤクをキメる」などと言いますが、まず私はネットスラングとしての「キメる」とは、その「ヤクをキメ」たときのような多幸感などに包まれるような何かを摂ることであると理解しております。今回観てきた「青春音楽活劇『詭弁・走れメロス』」とは、太宰治の「走れメロス」を元ネタに森見登美彦が書いた「新釈 走れメロス」を原作とした舞台でして、これがまさに「キメてきた」と言いたくなるようなそれは楽しいものだったのです。

「キメる」と言われるようなものは多くの場合「いいぞ病」と密接にリンクしており、「いいぞ病」とはそれを人に勧めるにあたって「いいぞ」としか言えなくなってしまう症状のことであります。「上手く言えないけど上手く言えないくらいこれはいいものなんだよ」という気持ちを表す言葉こそ「いいぞ」(たぶん)。

でもって、「詭弁・走れメロス」はいいぞ

主人公の芽野史郎(武田航平)は「走れメロス」のメロスにあたるキャラクターであり、その友・芹名雄一(中村優一)はセリヌンティウスに相当します。ふたりの所属する部活・「詭弁論部」が部室を奪われ廃部の危機に晒され、その不当性を訴える芽野に「まあそこまで言うなら明日の日没、学園祭のフィナーレをブリーフ一丁で『美しく青きドナウ』を踊りきり飾ることができたら部室は返してやろうじゃないか」と部室を奪った図書館警察の長官(市川しんぺー)に言われ、「やってやろうじゃないか、ただし姉の結婚式があるので(大嘘)出席したい、人質として親友の芹名を置いていく」として実際は満喫にこもったり、嘘に気付いてなんとか桃色ブリーフで踊らせんとする長官の追っ手から逃走したりするというストーリーです。

 このお芝居の特筆すべき点は、「原作の地の文まで台詞になっている」こと。「○○は××した」のような地の文を役者が台詞として話すのです。これは本当に説明するより見てほしい!という部分で、早口なんだけど早口すぎない語り口、語り手が変わっても一切途切れることのない滑らかさ、テンションの高さ大げささなんかが相まって、それはもうすごいスピード感を生み出していました。シーンにもよりますが、一定のリズムというかテンポがあって、最初から最後までその勢いなんですね。突然担ぎあげられてドワーッと運ばれてそのままゴール!みたいな感じで(意味不明)、これが「すごい」「楽しい」「いいぞ」としか言えなくなる原因の大部分を占めています。とにかく勢いがものすごい。

 そしてそれだけじゃないのが小道具などの取り回し。「どっからか出てきてどっかに消える」んです。マジで。

そこを見ようとするとセットの後ろの方から取り出したり、袖に投げたりしているのがわかるんですが、逆に言えばそうしないと流れの中でいつの間にか出てきていつの間にか消えるようにしか思われないのです。一定の、そして速いスピードの流れがあって、それが止まったり澱んだりしないんですね。「音楽的」とでも言えばいいのか。かつ、常にどこかに注目させられてしまうので、小道具がどこから出てきてどこに行くのかなんて気にしている暇がないのです。どれだけ計算や段取りがあってそれをどれだけ稽古してきたんだろう?と思ってしまうくらいでした。

 途中歌やダンスのシーンも入るのですが、逃走シーンなんかはこういう感じの現代アート的なダンスかマイムのパフォーマンスありそうだなあ(無知)なんて考えるような優雅(笑わせに来てる)なものだったりして、やたら主演・芽野史郎役の武田航平くんがリフトされまくっているのが印象的でした。台詞のあるシーンとは違ってスローモーション的な表現であることが多かったからでしょうか。思ったらそういう風に緩急がついていたんですね。そう言えばものすごい勢いだったと感じさせながらも飽きない・疲れないのはそういうからくりだったのかもしかして!

 ネタバレなしで語れるのはこれくらいなのですが、本当にこれまでになく舞台演劇含むパフォーマンスとは関わる全ての人の作品なのだと感じさせられるようなものが「詭弁・走れメロス」でした。初演もできれば観てみたいので(今回は一部キャストを変更しての再演)、どうかこれを機にDVD再販してくれますように!

 

以下、ネタバレあり萌えありでの感想など。

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中之島春の文化祭とか

FC2からはてブロに引っ越してみました。特に理由はないんですが。

FC2ってそれはもうブログそのものは消したり作ったりしながらですが、小学生の時から使ってたんですよね…恐ろしい。もう最初のブログとか消してありますけど残ってたとして絶対に見たくない。死んでしまうわ。どんな痛々しいことを書き連ねていたかと思うともういたたまれなさすぎます。

 

以下、Patchさん関連で最近のこと。

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Patch stage vol.8「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」

劇団Patchが4周年だそうです。おめでとうございます。
SPECTERからの新参ファン…と思っていたらもう1年が過ぎて、Patchさんも4周年。
ファンとしての浅さは相変わらずですが(過去公演とか観られてないし)、これからも応援させていただく所存です。
磯部が終わったと思ったら今週末はもう中之島春の文化祭だったり、個々客演があったりで忙しいでしょうが体調など気をつけていただきたいところですね。

末満さんもアフタートークやパンフレットの挨拶で言及されていますが、この磯部磯兵衛物語、「熊本さん」は登場するわ、揺れるわ燃えるわ溺れるわ死ぬわ(死なないけど)。
東日本のときは脚本の修正などをされたそうですが、今回はひとつ修正するとなるともうキリがないと。
その中で変更も自粛もすることなく無事に全日公演ができたこと、してくれたこと、本当に良かったですし、ありがたかったです。
磯部は初日と千秋楽に行かせてもらいましたが、本当に面白かったし、元気をもらうこともできました。ありがとう。


以下、ネタバレありで感想など。

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「仮面ライダーバトライド・ウォー創生」 雑感

【PS3版】仮面ライダー バトライド・ウォー 創生 メモリアルTVサウンドエディション

発売から一週間ほどが経ち、のんびりプレイで一応全キャラ開放できました。

過去作は未プレイで、無双系自体ほとんどやらないので好きなライダーでモリモリ戦えるだけでかなり楽しかったですね。

中でもお気に入りのキャラが強かったりするとテンション上がったり。

とりあえずマッハ贔屓でマッハだけやたらレベル高いです。

マッハより強い、使いやすいと感じるキャラはいるんだけど愛だよ愛。キャラゲーだから最終的には愛!

とはいえそもそも技数が少なかったり、遠距離技や広範囲技に欠けたりするキャラってどうしても目についてしまいますね。

やることが多いキャラは最初は面食らうんですけど、慣れてくるとやっぱりバリエの少ないキャラが気になってくる。

ビーストとか特に泣ける感じでつらい。バイクもないし。ただ高速で走るしかないディエンドに比べたらマシかもしれないけども。

ストーリーの方はわりとまさに春映画(悪い意味で)。

1話再現が限られたキャラクター(クウガ、アギトなど)しかないのはガッカリでした。

何人か助けたらいつの間にか全員集合、その割にかったるい特訓イベントは全員分(平成)ありとかよくわからない。

2号ライダーたちが助けに来る流れは燃えたけどその後いつの間にか洗脳されてるのもなんかダサい。

洗脳から救出→集合して助けてくれるっていう逆の流れじゃいけなかったんだろうかw

あと斬月・真がその集まりにいるというか鎧武だけちょっとサブが特別扱いっぽいのは単純に不思議。

しかしこの集合の構図、出たときから言われてるけどバイクなしの二人が不憫でちょっと笑ってしまう。

とはいえサブライダー救出の後の掛け合いなんかは好きですね。

妙に短い組もありますが、特に鎧武&バロンなんかはグッとくるし、ウィザード&ビーストはこの二人らしく可愛くて良い感じ。

助けられた側がやたらデレてる組も多くて、カイザなんかは気持ち悪いくらいだと思う。誰だこいつ。

あと不満点で言うと、せっかくストーリーがあるんだからミッションごとにちゃんとボイスとかもっとあればなと。

同作品のライダーで出撃させても汎用ボイスということが多くて残念。あっても片方とかだったりするし。

特にせっかく今回から代役にしたフォーゼ・W(フィリップ)あたりはもっと色々あってほしかったなあ。

でないと何のためにライブラリから変えたのかよくわからない。

というかむしろ、専用ボイスが多く用意されているのはダブルライダーキックの方みたいですね。

これはたまに決めポーズで二人が重なっちゃったりとかを除けばとても良いと思います。

汎用ボイス同士でもそれなりに会話になってかっこよく決められるし(どう見てもスカってることも多いのは内緒)、爆炎を背後に二人で決めポーズ!っていうのはやっぱり燃えます。

タッグシステムそのものはモードをアタックにしてるとタッグに敵をどんどんズラされてこっちの攻撃が当たらなかったりしがちなことくらいでいいんじゃないですかね(よくわかってない)。

というかこれに関しては私がヘタクソなだけかもw

タイムサバイバルはまだあまりやってないんですが、緊張感があって面白いし、残り時間に応じてライダーソウル(任意のキャラに使える経験値)がもらえるっていうのは使ってないキャラも適当にレベルが上げられて楽ですね。

これだけキャラクターがいるともう誰を使っていいやらだったり、使ってないキャラのレベルがあまりにも低くて愕然としたりしがちなので。

さらにここからもう3人増えますからね。PV見たけどチェイスくん詰め込まれすぎでもはや笑ってしまう。

DLCでの追加キャラはスペクター、チェイサー、ゴースト闘魂ブーストですが、マコト兄ちゃんのキャラが初期だし、タケルくんすごい棒読みだし、いったいいつアフレコしたのかw

キャラがそこそこ定まってるのでスペクターはたぶんMOVIE大戦よりは後なんでしょうけど、ゴーストは超初期に録ったんだろうなあ。

DLCもあるし、春休みの間しばらくは遊ばせてもらいたいと思います。

本を読んでいるという話

ここ一週間半ほどで読書の習慣が何度目かの復活を遂げたようです。

中学生までは学校から本を借りていないことなんてなかったし、休み時間もほとんど常に図書室か保健室に居座っていました。保健室でも本を片手に。

高校生になってからは部活が忙しくなり、通学も自転車でしていたため、本を読む時間が一切確保できなくなって、嘘のように読書とは疎遠になりました。

大学に上がってからは十二国記やマルドゥック・シリーズを読んだりしたのですが、どうもシリーズを読み終えたら続かない、という感じで。

 

先週、外で数時間つぶさなければいけないということがあったので、お金をあまり使わない暇つぶし、ということで文庫本を一冊購入。

森博嗣の「魔法の色を知っているか?」です。

森博嗣自体はスカイ・クロラのシリーズと、あと「もえない」を読んだことがあったのですが、それも結構前のこと。

本屋で目立つようにして置いてあったので、気になって買って読んでみたら面白かったのですが、まさかのシリーズ2冊めであり、1冊めの「彼女は一人で歩くのか?」からの「Wシリーズ」自体以前からの流れを汲むものであることを知って正直真っ青でした。

そういう流れって無視したくないんですよね、本当は…。

とはいえ森さんのスタンスから言ってどこから読んでも読めてしまいますし、それ自体はありがたいことなんですが。

 

「Wシリーズ」は技術の進歩が進み、ロボットから有機の人間同様の肉体を持つようになったもとヒューマノイド、「ウォーカロン」と呼ばれる存在を題材として扱うお話。

人間はほとんど新しく生まれなくなり、その一方、人工の細胞を用いることでお金さえあれば半永久的に生きられるようになった社会を舞台としています。

子供が生まれなくなり、人は死ななくなる(いなくならなくなる)と言うと、どうも「神さまのいない日曜日」を思い出しますね。

ファンタジーですし、ぜんぜん違うんですが。あれはあれでとても好きです。

 

森さんの文体というか文章の雰囲気、落ち着いているというか無機質なような感じが好きなんですが、やっぱり今作もそんな感じ。

このシリーズの源流も森さんが最初に書かれたS&Mシリーズにあるらしく、Wシリーズに続けて早速1作目の「すべてがFになる」を読んでみました。

推理小説って普段はあまり読まないんですよね。

トリックとか全然わからないし、ややこしい話は苦手だし、読みながら一緒に考える的な趣味はないので。

手を止めて考えるくらいだったら先を読みたいせっかち人間なのです。

で、「すべてがFになる」、面白かったんですがやっぱりややこしかった、というか理解しづらかったんですが、褒め言葉としてそれを言いたい。

真賀田四季の考えや気持ちは一般人には同調できないものなんでしょうね。

去年アニメをやっていたことは知りつつスルーしていたんですが、時間があったらまた借りてきて観ようかなと思います。終わり。